2016年5月の日記

5月28日(土)

Hop Step Passage 2016(13:00~13:45)

ぱさーじゅの定期公演を見るため調布市グリーンホールまで行ってきた。昼夜2公演あるうち私が見たのはマチネで、入場無料。小ホールに150ほど並べたパイプ椅子のうち半分ぐらいが埋まっていたか。
今回は「不思議の国のアリス」をモチーフにしたミュージカル(!)だった。そして驚いたことに面白い。主人公で、物語の案内役でもあるアリスを演じた小永井翠の演技力によるところが大きいものの、他のメンバーも堂々としていたし、舞台転換も速く、ミュージカルの文法をちゃんと押さえた素晴らしいステージだった。
途中で唐突に始まるジャグリングも違和感はなく、長いエンディングも特に気にならなかった。歌の力で有無を言わさず持っていく強引さがかえってすがすがしい。
ジャグリングに関しては特筆すべきものはなかった。今年は演技主体にしたためか技のレベルを抑え、ボールやクラブは個数を減らし、全体に無理をしないルーティンにしたのだと思う。にもかかわらず、どの演目もドロップが多かったのは残念だ。
Hop Step Passage は調布駅前で無料で行なわれることもあり、地元の一般客が結構いる。今回の公演は、そういった場での発表会のモデルケースになりうると思った。ジャグリングの完成度さえ高くなれば、このまま地域のイベントに呼ばれてもおかしくないだろう。ぱさーじゅには、他のサークルの発表会との差別化という意味でもこの路線を追求してほしい。

5月15日(日)

五月祭2日目

今日のステージも昨日と同じで1回目が合格通り広場、2回目が工学部前広場で行なわれた。
1回目の出演者は順にあっころ(デビルスティック)、てるかつ(ボール)、ぜうっちょいも(ディアボロ)、ふーでぃん(デビルスティック)、帰ってきたおかエリックス(ボール)、ぽんど(ディアボロ)、E.T.S(シェイカーカップ)、ふじも♪(ボール)、ハコウマライダー(シガーボックス)の9組。昨日より風はなかったのに総じてできが悪かった。一番よかったのが、強い風が吹いている時間帯のふじも♪だったというのはどういうことか。
2回目の出演者はいなむー(ボール)、いーりー(シガーボックス)、あっころ(デビルスティック)、wacky(ディアボロ)、たいがー(デビルスティック)、汽球域(ボール、リング、クラブ)、ロックの極みひでや(ディアボロ)、ぷっちょ(ボール)、Omagiri Fighters(ディアボロ)、のりC(ボール)の10組。ぷっちょは昔懐かしい感じの衣裳とルーティンの正統派ジャグラーで、技術的にもしっかりしていてよかったと思う。

5月14日(土)

五月祭1日目

マラバリスタのステージは1回目が合格通り広場、2回目が工学部前広場で行なわれた。晴れて暑いぐらいの1日だった。風が強いのは例年通り。
1回目の出演者は順にいなむー(ボール)、いーりー(シガーボックス)、てるかつ(ボール)、ぜうっちょいも(ディアボロ)、ふじも♪(ボール)、くぼりまん(シガーボックス)、たいがー(デビルスティック)、ぽんど(ディアボロ)、のりC(ボール)、Omagiri Fighters(ディアボロ)の10組。最後のディアボロ3人組、Omagiri Fighters はただのネタかと思わせてハンドスティックごと渡すパスを多用するなどジャグリング的にも面白かった。
2回目の出演者は wacky(ディアボロ)、くぼりまん(シガーボックス)、E.T.S(シェイカーカップ)、帰ってきたおかエリックス(ボール)、汽球域(ボール、リング、クラブ)、ロックの極みひでや(ディアボロ)、ハコウマライダー(シガーボックス)、ぷっちょ(ボール)、ふーでぃん(デビルスティック)の9組。1回目もそうだったけど、例年よりステージ時間が短くなったため最後の演者紹介がなく、一斉に整列して終わり。E.T.S こと海老原のマイクパフォーマンスも控えめだった。

5月11日(水)

マラバリスタ(18:30~19:30)

雨は降らなかったものの湿度が高い1日だった。クラブが手に引っかかる感じがして最初のうちは投げにくかった。最終的には慣れたけど。
今日も会員以外は来ないよう呼びかけていた影響でとても空いていた。空いてるんだから体育館の真ん中を使えばいいのに、なぜかみんな端の方にかたまって練習していた。

5月8日(日)

リネア~ダンシングロープ!(11:00~11:55)
空飛ぶ男たち(13:30~14:40)
キャンプしましょう!おひめさま(14:50~15:30)

東京芸術劇場の TACT/FESTIVAL 2016 という企画でヌーヴォー・シルクの公演を見てきた。最初の2つが有料で、1公演2,000円のところ2公演セットで3,500円(1公演あたり1,750円)だった。最後のは地下の広場で行なわれた無料公演。現地で黒瀬さんに会った。
「リネア」は太いロープを使って造形を作ったり、人形劇のようになったり、丸めたり伸ばしたりしたロープをジャグリングしたり、色々なアイデアが次々と登場して面白かった。テーマは「硬いと柔らかい」だったらしい。公演後に行なわれた20分ほどのワークショップは参加しないで見るだけにした。
「空飛ぶ男たち」は入国審査で止められてしまった人たちが拘置所(?)にいるといったストーリーで、エアリアルなどのアクロバットが次々に飛び出すという趣向だった。エアリアルトランクと、そこから色々な道具が出てくるのは楽しいけど、いかんせんストーリーに必然性がない。特に警報は、なぜそれが鳴るのか、鳴ったらどうなるのか、なぜ鳴り止むのかといったあたりが不明で、ストレスだけが残ってしまった。
「キャンプしましょう!おひめさま」は、2人のお姫様と1人の執事が広場で繰り広げるコメディ。テントをスカートにしているのが面白い。全体に脈絡がないのがやや残念だった。

5月7日(土)

マラバリスタ(18:00~19:10)

五月祭の1週間前で、会員以外は来ないように呼びかけていたこともあって非常に空いていた。でも実は今がゴールデンウィーク中だから、もともと来る人が少ないだけだったりして。
久しぶりにクラブパスをしたら激しく疲れた。京都で歩きすぎた影響もあるだろうか。

5月5日(木・祝)

ギア(12:00~13:30)

ずっと前から見たいと思っていたギアを見るために、京都のアートコンプレックス1928へ行ってきた。ここはかつてドーナツライブが行なわれたこともある劇場だけど、今はギア専用劇場となっている。100ほどある座席は満席で、私の席はスペシャルエリアの3列8番。前売り4,200円だった。
パントマイム、ブレークダンス、手品、ジャグリングのパフォーマー計4人と、案内役で人形のキャラクター「ドール」によるステージで、言葉を使わないこととプロジェクションマッピングをふんだんに利用することを特徴としている。ジャグラーは酒田しんご、Ren、渡辺あきら、深河晃、リスボン上田のうち1人が日替わり(?)で登場する。
今日のジャグラーはディアボロを得意とする Ren だった。私が彼を見るのは恐らく初めて。LED付きのディアボロを2個まで回した他に、クリスタルボールを使ったコンタクトや、ビーンバッグを使った3ボールなども行なっていた。
手品はマイザーズドリーム、トランプ当て、ゾンビボールなど。客席が近く、席数が少ないことを利用してクロースアップを多用していたのがよかった。ドールの登場などではイリュージョンも使われていた。
常に複数人がステージ上にいて同時多発的に動き、舞台装置もあちこち動くのがすごい。映像も効果的に使われていて、特に工場全体が揺れる演出が見事だ。ドーナツライブと同様にエンディングが長いのはいまいちで、ドールが触れた人の体に変化が現れてジャグリング等ができるようになるというのもドーナツライブと同じ。……って、逆か。ドーナツライブがこれを真似したのか。

5月4日(水・祝)

Juggling Donuts Live 2016(18:30~19:40)

3年ぶりにドーナツライブを見るために京都教育文化センターまで行ってきた。全席自由の一般前売1,000円で、昼夜2公演あるうち私が見たのは十数年ぶりのソワレ。マチネの方が人気が高いようで、今回は360ある座席の6割ぐらいしか埋まっていない感じだ。現地で森と末吉に会った。
内容は順にシガーボックス(3、4)、コンタクトポイ(1、2)、ボール(3、4、5)、デビルスティック(2)、クリスタルボール(1)、クラブ(3、4、5、6)だった。
舞台上に設置してある自動販売機で買った物を飲むと体に変化が現れてジャグリングができるようになる、という無理やりな設定だった。最初の2人はその強引さが気になったものの、次に出てきた清掃業者役の3人が強引さに拍車をかけていて、そこまでやるとかえって違和感がなくなってよかった。
個々の演目では3ボールでボディーバウンスを多用したルーティンが面白かった。また、JJF2015優勝者の、最初から最後まで2本を使うデビルスティックもよかった。
全体にミスが多かったことや、後ろのスクリーンを使った照明がうるさいのが残念だった。長すぎるエンディングも含めて、ドーナツライブらしいと言えばドーナツライブらしい。