オールリリース

3つの箱全てを回転をかけながら空中に投げ上げ、最終的にホームポジションで掴むというタイプの技を紹介します。最初は難しく感じますが、慣れてくれば回転を目で追えるようになり、また全部の箱の回転数も制御できるようになります。頑張って練習してください。

223

223
別名

縦組みオールリリース

概要

オールリリースの中では最も簡単な技です。縦向きに3個揃えた箱を投げ上げて横向きにキャッチします。

予め修得しておきたい技

2個投げ

回転数表記

2R2L3

練習方法

オールリリース系の技は全てそうですが、どの箱をどちらの手で、どういう状態のときに掴むかの理解が重要となります。最初はシガーボックスを床に広げて、ゆっくりと回転させるシミュレーションをしてみてください。各箱の動き、そして自分の手の動きが理解できれば習得はそれほど難しくありません。
ここでは全体を反時計回りに回転させる方法を解説します。

シガーボックスを縦向きに3個揃えて持ちます。このときはホームポジションのように上から掴むのではなく、左手は左から、右手は右から全体を押さえつけるような持ち方になります。ここで箱を回転させながら3個とも空中に投げ上げます。すると各々の箱はバラバラになって落ちてきます。これを左右の手で1個ずつ掴み、最後の1個をその間に挟み込めば成功です。
問題はどの箱をどの手で掴むか、になります。投げ上げられた箱が空中で分かれて縦に3つ並ぶ瞬間があります。ここではもともと右手に持っていた箱が一番上、左手に持っていた箱が一番下、そして真ん中の箱が真ん中となっています。また、左手から離れた一番下の箱は低い軌道を通って右手の方に移動しています。そこでこの一番下の箱を右手で掴み、それと同時に左手では真ん中に上がっている箱を掴みます。どちらも箱が1/2回転して再び縦向きになったときが最も取りやすいです。
ここまでできたら、あとは上から落ちてくる3個目の箱が横向きになったときにタイミングよく挟み込むだけです。体の中心からやや左にずれた位置で取ることになると思います。

注意点

初めのうちは必要以上に回転をかけてしまって取れなくなることが多いと思います。回転をかけようとするのではなく、全体を高く持ち上げるような気持ちで投げてみてください。高く上げればキャッチするときの余裕も生まれますし、回転力が弱くても落ちてくるまでには3/4回転ぐらいしてくれます。
あと、箱に前後のひねりが加わらないようにも注意してください。
技を続けて練習するなら、ホームポジションから3個縦の状態に戻す必要があります。こちらは中回転とかができればそれほど難しくありません。しばらく練習すればスムーズに移行させることができるようになります。

235

235
別名

特になし

概要

223の回転を多くしたバージョンです。

予め修得しておきたい技

223
2個投げ手渡し

回転数表記

2R3L5

練習方法

223とほとんど同じですが回転数が違います。知らない人が見たら同じものに見えるでしょう。一方で223を見慣れた人にはひと目で違いが分かるため、どちらかというとマニア向けの技です。
223との違いは、シガーボックスを投げ上げる高さと回転速度です。
初めのうちは3個目の箱を挟み込むのは諦めて、左右の手で1個ずつ掴むことに専念します。右手に来る箱を取るやり方は223のそれと同じなので大丈夫でしょう。問題は左手で、回転しながら右の方へ飛んでいく箱を下から掴むことになります。これは2個投げ手渡しのときと同じ状態ですが、あの技よりも回転数が多いためやや難しくなっています。箱を掴むタイミングが分かるようになるまでは最後の1個を取ろうとしない方がいいと思います。
ここまで余裕でできるようになれば、あとは落ちてきた箱が横向きになったときに挟み込むだけです。回転数が合うかどうかは最初の投げにかかっていますので、投げるときの力を調整して色々試してみてください。

参考までに

左手でキャッチする箱をもっと早く、223と同じ状態のときに掴むようにすると225という技になります。初めのうちはこの方が簡単かもしれません。また、もっと回転数の多い237、あるいは247といった技も可能ですが、235と比べてもぐっと難しくなります。

124

124
別名

横組みオールリリース

概要

実は、見た目もやり方も2個投げ手渡しとほとんど同じです。

予め修得しておきたい技

2個投げ手渡し
223

回転数表記

1R2L4

練習方法

2個投げ手渡しのときは一番下になる箱は投げませんでしたが、124では全ての箱を空中に投げ上げます。左手を離す部分が難しく感じられるかもしれません。既に2個投げ手渡しに慣れていれば、キャッチに関しては同じなので簡単です。
なぜこの技を解説するかというと、全ての箱を手から離すことができれば手を叩いたりピルエットを入れたりといった応用が利くからです。色々試してみましょう。

参考までに

全体の回転数を多くして、箱を掴むタイミングを遅くすれば236、あるいは246といった技になります。

[10]24

[10]24
別名

オールリリース2回手渡し

概要

2個投げをする間にもう1個の箱を反対の手に渡し、素早く元に戻す技です。2回目の手渡しのときに足の下や背中の後ろを通せばダイナミックに見えます。

予め修得しておきたい技

2個投げ
124

回転数表記

[1R0L]2R4

練習方法

投げる箱は反時計回りに回転させ、左手に持っていた箱を2回手渡す場合を解説します。
手渡しする箱を一瞬たりとも手から離さず、しかも2回とも体の前で渡すバージョンが最も簡単なので、まずはこれの習得を目指します。
手渡しが入るため、投げる感覚としては2個投げ手渡しに近いです。しかし投げた箱にはまっすぐ落ちてきてほしいので、実際にはノーマルの2個投げの要領で投げ上げます。そして左手の箱を素早く右手に渡し、すぐに左手に戻してください。あとは何事もなかったかのように空中の箱を2個投げのときと全く同じ方法でキャッチします。

2回手渡すということに慣れてくれば時間的な余裕も生まれます。そうしたら2回目の手渡しで足の下を通してみましょう。単純に手渡して戻すよりも時間がかかるため難易度が上がります。箱を足などにぶつけないよう気をつけて練習してください。
足の下ができるようになったら、いよいよ背中の後ろに挑戦します。箱の移動距離が長くなるのでこれまた大変です。最初のうちは、落ちてくる箱を右手で掴むのが間に合わないかもしれません。慌てて掴もうとしないで、箱が3/4回転ぐらいするまで待てば大丈夫なはずです。
また124のときと同様に1回目の手渡しで左にあった箱を手から離してしまえば、左手を背中の後ろに回す時間が作れます。ほんの僅かな違いですが、最終的にはこの方法を目指しましょう。

参考までに

もちろん投げ上げた箱の回転数を多くすることもできます。手渡しの回数を増やすこともできます。手渡しが偶数回のときは2個投げと同じように投げ、奇数回のときは2個投げ手渡し(1回手渡し)と同じように投げるのがポイントです。

242

242
別名

特になし

概要

シガーボックスは横向きのまま、全体を縦に積んで投げる珍しい形のオールリリースです。

予め修得しておきたい技

223

回転数表記

2R42L

練習方法

この技には右手で時計回りに回転をかける方法、右手で反時計回りにかける方法、左手で時計回り、左手で反時計回りの4種類のやり方があります。「右手で時計回り」と「左手で反時計回り」が難しく、それゆえ見た目もいいので、これをマスターすることを目指しましょう。
ここでは右手で時計回りに回転させる方法を解説します。

まずは223のときのように3個の箱を縦組みにします。次にその全体を90度傾けて、右手で箱の下を、左手で上側を支えるように持ってください。左手を離すとすぐに不安定になるので、はじめのうちは腰をかがめて箱を投げる直前に離すといいでしょう。慣れてくれば早くから左手を離しても大丈夫になります。
シガーボックス全体に時計回りの回転がかかるようにして投げます。これは右手を左上の方向に、しかし手の平は右上を向くようにひねるとできます。この投げ方で思い通りの回転がかけられるようになるまでには少し練習が必要です。
回転がかかるようになれば、あとはタイミングを見計らってキャッチすればOK。しかし実際にはそう簡単ではありません。特に最初一番上にあった箱は勢いよく飛んでいってしまいますが、これを、投げる動作をしたばかりの右手で追いかけて捕まえなければならないからです。投げ始めの位置を体の左側にずらしてみたり、回転のかけ方を変えてみたりして最も取りやすい方法を体得してください。
また、最後に真ん中で挟む箱も1回転するまで待つのは結構大変です。回転のかけ方が弱ければ箱が1回転する前に落ちてしまいますし、逆に回転を強くかければ右手の箱がつかみにくくなります。イメージとしては弱めの回転で高く上げ、真ん中の箱は地面ぎりぎりで取る感じでしょうか。

参考までに

いきなり242が大変なときは、もう少し楽な222に挑戦してみてください。これは真ん中の箱が1/2回転したところで挟み込むという技で、242に比べて圧倒的に楽です。また、右手で反時計回りに投げる方法も比較的楽にできると思います。こちらは右手を全く離さない220あるいは240に近いものになります。