回転系の技

ホームポジションから、1個または2個の箱を回転させて再び挟むという感じの技を紹介します。どの技も回転数は任意に調節できます。

中回転

Center Spin
別名

Center Spin (センタースピン)

概要

真ん中の箱を横向きに回転させます。

予め修得しておきたい技

1個上げ

回転数表記

0L20R

練習方法

1個上げの要領で真ん中の箱を空中に浮かせます。このとき右手をやや上に持ち上げて、右側の箱と中央の箱との摩擦によって箱に回転をかけます。
初めのうちは力の入れ方が分からないため、回しすぎたり、逆に回転が少なくなったりすると思います。しかし回転を制御することは簡単なので、慣れればすぐにできるようになります。箱を1/2回転させるのが一番簡単ですが、同じやり方で1回転でも2回転でも行なうことができます。

外回転

Tumble
別名

上投げ
端投げ
Tumble (タンブル)

概要

外側の箱を回転させつつ真ん中に持ってきます。

予め修得しておきたい技

中抜き

回転数表記

0L0R2

練習方法

ホームポジションからシガーボックス全体が斜めになるように右側を持ち上げます。その勢いがあるうちに右手を箱から離し、真ん中の箱を掴みます。右手はちょうどバックハンドキャッチしたような状態になります。
左手は自然に左側に開きます。右手は掴んだ箱の角度を元に戻しつつ、空中でゆっくりと回転している箱の下を通して右側に引っ張っていきます。そして落ちてきた箱が1/2回転したところで両手の箱で挟み込めばOKです。
回すのは1/2回転でなくても構いませんが、端の箱1個だけを1回転以上させるのはかなり難しいです。

参考までに

この技、端の箱を回すことに意識がいってしまいますが、箱の動き的には中抜きと同じです。従って中抜きができるようになっていると比較的楽に習得できます。
真ん中の箱を右手で掴むときに、箱が縦向きになるまで待ってから完全なバックハンドキャッチをした場合は回転数は 002 ではなく 012 となります。

内回転

200
別名

下投げ

概要

内側の箱を回転させつつ真ん中に持ってきます。

予め修得しておきたい技

外回転

回転数表記

20L0R

練習方法

ホームポジションから3個とも持ち上げつつ、右側を上げてシガーボックス全体を斜めにします。そのまま左の箱から左手を離して真ん中の箱を掴みます。掴んだ箱は大きく回して左手の通常の位置まで持ってきますが、それと同時に右手はやや外側を通して通常の位置に戻します。
左端にあった箱は勢いで1/2回転しますので、これを両手に持った箱の間に挟み取ります。
この技は見た目には中回転や外回転とあまり変わりません(むしろ地味です)が、それらより格段に難しいです。箱がうまく1/2回転してくれなかった場合、それは3箱全体の回転が足りないです。最初に勢いよく回すことを心がけましょう。最後に箱を挟む余裕がなくて落ちてしまうなら、それは持ち上げる高さが足りないからです。回転をかけるということと高く持ち上げるということを同時に行なってください。

2個投げ

2up
別名

2個同時投げ
2つを交換

概要

2個の箱に回転をかけつつ違う高さに投げ上げます。

予め修得しておきたい技

外回転

回転数表記

0L2R4

練習方法

投げ方は外回転と同じで、投げ上げる高さを高くします。回転数は、あまり気にしなくても高く投げ上げれば自然とつきます。逆に回転をかけることに意識を集中すると大抵の場合回転数が多くなりすぎますので気をつけてください。もちろん回転数が多くてもできますが、外側の箱を1回転させる方法が一番簡単です。
この技で最も重要なのは右手で箱を掴むタイミングです。外回転に慣れていると2個の箱を投げた直後に真ん中の箱をバックハンドで取りたくなりますが、そうではありません。箱を投げたあと右手首のひねりを元に戻し、真ん中の箱が1/2回転するまで待って下から箱を持ち上げるようにして掴みます。
この「待つ」および「持ち上げる」という右手の動作ができればこの技は習得したも同然です。待っていると地面に落ちてしまうときは投げ上げる高さが足りないと思ってください。
右手で箱を掴んだあとは、手首をひねって通常の状態に戻します。そして落ちてきた箱が1回転したところで両手の箱で挟み込みます。

注意点

これぐらいの高さに投げるようになると、箱にかかるひねりの力が無視できなくなります。箱が横の回転だけでなく前後にもぶれるようであれば早目に矯正しましょう。1個上げや外回転などが綺麗にできているか確認してください。

2個回転

220
別名

特になし

概要

2個の箱を入れ替えるように回転させます。

予め修得しておきたい技

内回転

回転数表記

22L0R

練習方法

内回転と極めてよく似ています。難易度が若干上がる割に見た目にほどんど違いがないという、やや損な技です。
左側の2個を回す場合、右手に持った箱を持ち上げて内回転を始める要領でシガーボックス全体を斜めにします。そして左手を離しますが、このときすぐに真ん中にあった箱を掴むのではなく、2つの箱が回転するのを待ちます。そして「元真ん中」の箱が1/4回転してからバックハンドでこれを掴むようにしてください。あとは内回転のときと同じです。
左側の2個の箱を投げるというよりは、それらの間の1点を中心として全体を回転させる感じになります。

参考までに

この技、外回転のように2個を逆向きに回転させることもできます。

両手回し

Fake and Spin
別名

Fake and Middle Box Spin (フェイク・アンド・ミドルボックススピン)

概要

真ん中の箱を1回転させている間に左右の手を大きく回して、元の位置に戻します。

予め修得しておきたい技

中回転

回転数表記

0L40R

練習方法

全体を反時計回りに回す方法を説明します。
真ん中の箱を1回転させてその周りを両手で大きく回すわけですが、この2つの動作を別々に行なうのではなく、一連の流れの中で同時に行ないます。
まず右の箱をやや上に上げてシガーボックス全体を傾けます。右手は箱を持ったまま頭の上、左肩の前、胸の前を通して元の位置に戻してください。左肩の前から胸の前へ持ってくるときは、左腕の手前側から右手を抜くような感じになります。ちょうど3ボールのスパイラルで腕の交差をほどくときの要領です。箱を腕に当てて怪我をしないように注意してください。
一方の左手は側面の摩擦で真ん中の箱を空中に押し上げたあと、そのままの勢いで右肩の前、頭の上、左肩の前を通して元の位置に戻します。真ん中の箱は1回転させただけでは回転数が妙に少なく感じられますが、それで構いません。回転を多くすると形が乱れがちです。最後は頑張って両手の間に箱を挟み込んでください。
この技で最も気を付けるべき点は両手を極力大きく回すというところです。そうするととても見栄えがして、簡単なルーティンならトリの技としても十分通用するようになります。

2個投げ両手回し

Fake and 2up
別名

特になし

概要

2個投げをしつつ余った手を大きく回します。

予め修得しておきたい技

2個投げ
両手回し

回転数表記

0L2R4

練習方法

普通の2個投げでは左手はほとんど動かさず、また投げ上げる2個も右手で真上に向ける感じになります。それに対してこの技では両手回しの動きが加わります(本当は片手しか回していませんが)。
右側が上になるようにシガーボックス全体を傾けて、右の2個を勢いよく投げ上げます。左手はそのまま右肩、頭、左肩の前を通して元の位置に戻します。このとき空中に残っている箱より内側を通過させて、それらおよび右手とぶつからないように気を付けてください。右手は左手のさらに内側を通して体の正面やや右に移動します。
右手は2個投げのときと同じ要領で、真ん中の箱が1/2回転したときにこれを下から持ち上げるようにして掴みます。もともと2個投げではここに待ち時間が発生していますので、タイミング的にはそれほど大変ではないです。どの箱をどの位置で取るかが理解できればすぐに習得できると思います。
3個の箱が一瞬バラける様子は、見ていて「おおっ!?」と感じます。この技は普通の両手回しよりもさらにインパクトがありますので、ぜひとも習得してください。

2個投げ手渡し

2up and Snatch
別名

特になし

概要

2個投げをしつつ、残りの1個をすかさず反対側の手に渡します。

予め修得しておきたい技

2個投げ
手渡し

回転数表記

1R2L4

練習方法

2個投げや2個投げ両手回しでは右側の2個の箱を真上に持っていくように投げ上げました。こうすることで真ん中にあった箱が右手の方に、右側の箱が真ん中に入るように落ちてくるからです。あとは箱の動きに逆らわないように自然に右側に来た箱を右手で、中央に来た箱を両手の間で受け取るだけでした。
これに対して2個投げ手渡しでは、右側に飛んでいく箱を左手で押さえなければなりません。そこで、全体をやや左側に向けて投げ、左手があまり忙しくならないようにしてください。ただし、極端に左に投げてしまうと、今度は高く上がった箱が左の方に落ちて取れなくなるので注意が必要です。
手渡しは体の正面やや下で行ないます。この動作そのものは難しくありませんが、直後に左手で空中の箱を掴まなければならないところで若干苦労します。