ジャグリング、大道芸、サーカス関連書籍

書籍一覧

タイトルをクリックすると、その本の簡単な紹介文へジャンプします。本の目次をそのまま載せると冗長だったり、項目が多すぎてかえって分かり難かったりしますので、目次は適当に編集してあります。
表の「購入先」には私が実際に買った場所(店)を記しています。絶版になっていなければ、いくつかの店を探せば見つかるでしょう。

分野 タイトル 著者 出版社 価格 購入先 備考
ボール Beyond the Cascade George Gillson The Ugly Juggling Company US$12.95 dube'
ボール Contact Juggling James Ernest Ernest Graphics Press US$15.00 Serious Juggling
ボール Encyclopaedia of Ball Juggling Charlie Dancey Butterfingers US$26.95 dube'
ボール Four Ball Juggling Martin Probert Veronika Probert US$23.95 dube'
ボール Three Ball Digest Dick Franco Brian Dube' Inc. US$17.95 dube'
ボール ボールジャグリング入門 中嶋潤一郎 ナランハ 1,200円 ナランハ
ボール ボールジャグリング百科 チャーリー・ダンシー 遊戯社 3,200円 訳者から直接
クラブ The Book of Club Swinging Ben Richter CIRCUSTUFF A$22.00 Juggleart 価格はオーストラリア・ドル
クラブ Club Passing Brolly, Popper & Schofield BB Books US$12.95 dube'
クラブ Club Swinging W. J. Schatz Brian Dube' Inc. US$9.95 dube'
クラブ Compendium of Club Juggling Charlie Dancey Butterfingers US$26.95 dube'
クラブ Stunning Starts and Fancy Finishes Doug Dougal CIRCUSTUFF US$13.00 Serious Juggling
クラブ Patterns Richard Dingman Brian Dube' Inc. US$34.95 dube'
クラブ Three Club Juggling Dick Franco Brian Dube' Inc. US$12.95 dube'
クラブ クラブジャグリング入門 中嶋潤一郎 ナランハ 1,200円 ナランハ
シガーボックス Cigar Box Manipulation & Balance Reginald W. Bacon Variety Arts Press US$10.00 dube'
シガーボックス Cigar Box of Tricks Shaun Clark CIRCUSTUFF US$16.95 dube'
シガーボックス シガーボックスパーフェクトガイド 中嶋潤一郎 ナランハ 1,200円 ナランハ
デビルスティック The Devil Stick Book Todd Strong Brian Dube' Inc. US$9.95 dube'
デビルスティック デビルスティック大全 矢熊進之助 ナランハ 1,200円 ナランハ
風船 Fantastici Palloncini Roberto Menafro & Paolo Michelotto Troll Libri 3,000$00 FISM2000会場 価格はポルトガル・エスクード
風船 Palloncini Nuove Sculture Paolo Michelotto Troll Libri 3,000$00
風船 バルーンおやじの風船芸 南芳高 自費出版 無料 著者から直接
風船 バルーンマジック マービン・ハーディー パイオニア・バルーン社 2,362円 ナランハ
ダイス The Dice Stacking Book Todd Strong Perceptual Motion US$9.95 Perceptual Motion
流星 The Meteor Book Rhys Thomas Flaming Sparrow Press US$16.00 Serious Juggling
その他の道具 Manipulative Miscellanea Reginald W. Bacon Variety Arts Press US$7.95 Todd Smith
総合 The Juggler's Little Instruction Book Daniel Holzman 自費出版 US$7.95 Todd Smith
総合 Juggling & Feats of Dexterity Peter Bridgewater Lorenz Books US$5.95 Houdini's Magic Shop
総合 Juggling With Finesse Kit Summers Finesse Press A$35.00 Juggleart 価格はオーストラリア・ドル
総合 ケベック発パフォーミングアーツの未来形 安田敬 他 三元社 2,940円 紀伊国屋書店
総合 大道芸大全 馬越ふみあき 同文書院 1,300円 ナランハ
サーカス アートサーカス 西元まり 光文社 780円 ブックファースト
サーカス シルク・ドゥ・ソレイユ 西元まり ランダムハウス講談社 1,470円 紀伊国屋書店
サーカス 白い扉の向こう側 リン・ヒュワード 他 ランダムハウス講談社 1,238円 ドラリオン会場
サーカス 内側の時間 森田裕子 源草社 3,685円 通信販売

Beyond the Cascade - Step-by-Step Guides to 88 Classic 3-Ball Juggling Tricks

サブタイトルにある通り、3ボールの技を順番に解説した入門書です。カスケードができるようになった人が次に何を練習したらいいかという指針になります。基本から応用まで、メジャーなものからマイナーなものまで計88個の技が収められているそうですが、自分で数えるとどうやっても88個にはならない。なぜ?
文章は英語ですが、それほど難しくないのと、模式図が数多く収められているため読みやすいと思います。ただ、図があるからといって分かりやすいわけではなく、実際に手を動かしてみて「こんな感じかな?」と推測することも多かったです。

  1. Basic Patterns
  2. Beyond the Basics
  3. Mills' Mess
  4. Beyond Mills' Mess
  5. Showers and 2-in-1-Hand Tricks
  6. Flashy Stuff
  7. Beyond Three Balls

The Book of Club Swinging

クラブスインギングを基礎から分かりやすく説明した入門書です。イラストが多数使われており、絵を目で追っていくだけでもやり方が分かるという優れものです。
イラストのすぐ下にその動きの説明があって、読みやすく分かりやすい構成になっています。スネークなどの難しい技にはちょっと触れている程度で、全体を通して初心者向けだと思いました。

  1. Introduction
  2. Club Swinging Basics
  3. Intermediate Club Swinging
  4. Advanced Club Swinging

Cigar Box Manipulation & Balance

シガーボックスの総合的な解説書です。技の説明に止まらず、シガーボックスの歴史、楽しく見せるための手法、ギャグ、ルーティンの構成方法、落としたときのリカバリーから普段の体力作りに至るまで、これでもかというぐらい懇切丁寧に書かれています。
技では、9箱の顎バランスやだるま落とし、箱を横向きにしてどんどん積み重ねていくスタックのやり方なども解説されていました。

  1. History and Background
  2. Basic Cigar Box Technique
  3. Spins, Take-Outs, and Tumbles
  4. Cross-Hand Moves
  5. Body Moves
  6. Miscellaneous Variations
  7. Cigar Box Comedy
  8. Multiple Box Stunts
  9. Routining and Showmanship
  10. Conditioning

Cigar Box of Tricks

シガーボックスの入門書で、4箱の技などかなり難しいものも載っていますが、基本的には初心者向けです。文章が少なく図が多いため、英語が苦手な人でも労せず読むことができます。登場人物がなぜか骸骨だというのが可笑しい。

  1. Getting Going
  2. Building Blocks
  3. Box Standards
  4. Stacking
  5. Vertical Tricks
  6. Contacts
  7. Combinations
  8. Cross Section
  9. Body Moves
  10. Starts & Finishes
  11. Recoveries & Flourishes
  12. Pirouettes
  13. The Hard Stuff
  14. Four Boxes

Club Passing

薄いながらもクラブパッシングの初級から上級まで押さえてある本です。簡単な技から難しい技まで順番に、1ページに1つぐらいの割合でイラストとともに解説してあります。
同じ技でも4カウントの場合と2カウントの場合で分けて解説してあったり、1カウントに行く前に3カウントが準備されているあたりは好感が持てます。文章が短いのはいいのですが、ここに登場する難しい技はやり方を読んだだけでできるようなものではありませんから、ちょっと説明不足かなという気はしました。

  1. Learning to Pass
  2. Multi-Spins
  3. Throwing Tricks
  4. Combination Tricks
  5. Multiplex Tricks
  6. Kick Ups
  7. Both Hand Passing
  8. Seven and Eight Clubs
  9. Multi-Person Patterns

Club Swinging - For Physical Education and Recreation

1908年に出版されたクラブスインギングの本の復刻版です。時代を感じさせる図が載っていますが、いかんせん数が少ない。ひたすら文章による解説が続くため、理解し難いのみならず、読む気を萎えさせます。
基本技の最初に解説されているのがクラブをハート型に回すことだったり、スネークのバリエーションの解説にページを割いていたりして、少なくとも現代から見たらかなりマニアックな内容です。この本を買って読むにしても、自分である程度スインギングができるようになってからの方がいいでしょう。

  1. Elementary Club Swinging
  2. Advanced Club Swinging
  3. Advanced Club Swinging, with the Snakes
  4. Exercises for Class Work
  5. General Information
  6. Club Swinging for General and Corrective Exercises

Compendium of Club Juggling

クラブジャグリングの辞典です。ソロの技やパスの技、パッシングパターンはもちろんのこと、クラブの握り方から回転数の違い、フォーメーション、トーチ、果てはクラブを使ったゲームに至るまで、ありとあらゆるトピックが掲載されています。イラストも多く、コーザル・ダイアグラムによるパッシングの説明は簡潔で分かりやすい。
項目ごとに少しずつ説明してあり、どこから読んでもいいようになっています。文章にそれほど難しい英語は使われていませんので、英語の苦手な人でも十分楽しむことができる、お勧めの一冊です。
この本は辞典なので目次はありません。

Contact Juggling

コンタクトジャグリングの入門書。本の表紙のイラストに代表されるような、分解写真ならぬ分解イラストが多数描かれており、それをぼうっと眺めているだけでも何となくやり方が分かるという優れものです。
この本で解説されているのはボールを手の平で転がすことがメインですが、その他に皿、フープ、棒なども紹介されていました。コンタクトジャグリングのビデオと合わせて参照するのが効果的だと思います。

  1. The Butterfly
  2. Butterfly Transfers
  3. Isolations, Holds, and Rolls
  4. Other Tricks
  5. Two Butterflies & Associated Transfers
  6. Palm Circles
  7. A Few Other Multi-Ball Tricks
  8. Other Objects and Ideas

The Devil Stick Book

デビルスティックの入門書です。ハンドスティックの持ち方からスティックを叩く位置、姿勢、空間の使い方などを図入りで丁寧に説明してあります。
本で紹介されているのは、普通のアイドリングに始まり、プロペラ、ヘリコプター、チョップスティック、カール、バランスなどメジャーなものばかりです。ここに登場する技がある程度できるようになれば、立派なデビル使いと呼べるでしょう。

  1. Terminology and Basics
  2. Advanced Moves with the Devil Stick
  3. Balancing
  4. Partners and Games
  5. Benefits and Learning
  6. History - Origins and Proliferation
  7. Variations on a Theme

The Dice Stacking Book

4個のさいころをカップに入れて振るだけで縦に積んでしまう「ダイススタッキング」という芸の入門書です。写真がふんだんに使われていてとても分かりやすく、また、まじめに解説してある一方で随所に遊びの要素が盛り込まれている楽しい本です。
奇数ページの右下と偶数ページの左下に写真によるパラパラ漫画があって、模範演技を見せてくれます。その他にも各章の扉に有名な絵画のパロディー(?)があったり、コーヒーカップで角砂糖を積んだり、6章に至っては章をまるごと冗談に費やしていて、バラバラのジグソーパズルを完成させたり、小麦粉やバターなどの原材料からお菓子を作ったりと、やりたい放題。
実際にダイススタッキングを練習するなら、同じところから発売されているビデオと合わせて見ると効果的だと思いました。

  1. How to Stack Dice
  2. Variations with Dice Stacking
  3. Aerial Moves
  4. Decapitating Dice
  5. Stacking Items Other Than Casino Dice
  6. Fantasy Dice Stacking Tricks
  7. A Brief History of Dice
  8. Dice Stacking Games

Encyclopaedia of Ball Juggling

ボールジャグリングに関する様々な様々なことが書いてある辞典です。技のやり方、サイトスワップや梯子法などのパターン表記法、ナンバーズの難しさなど、楽しいイラストとともに説明してあります。ふと気になった用語を調べると大抵載っているというのがすごい。
1項目あたりの文章はそれほど長くないので、必要な項目を読むだけなら英和辞典を引きながらでも苦になりません。しかし関連項目も多く、あちこち調べているといつの間にか時間が経っていたりします。一度は通読したいと思いました。
この本は辞典なので目次はありません。

Fantastici Palloncini - Per Principianti ed Esperti

ペンシルバルーンのオリジナル造形の解説書です。出版社がイタリアの会社なので、イタリア語と英語が併記されています。写真がたくさん使われているため、仮にイタリア語しかなかったとしても実用性には問題ありません。
造形は260を何本か使うことを基本としています。ピンクパンサー、ドナルドダック、ポパイといったキャラクターが数多く掲載されていて、知らないキャラクターも多いですが、知っているものに関しては結構似ていると思いました。
以下に、目次というより紹介されている造形一覧を出しておきます。これをイタリア語で書くとさっぱり分からないので、英語の方を使用しました。

  1. Pon-Pon Dog
  2. Swan
  3. Sword
  4. Heart
  5. Cat
  6. Starship Gun
  7. Machine Gun
  8. Viking Hat
  9. Snail
  10. Rocking Horse
  11. Pink Panther
  12. Six Petal Flower
  13. Flower Hat
  14. Goofy
  15. Donald Duck
  16. Bee
  17. Daisy Duck
  18. Candle
  19. Uncle Scrooge
  20. Gyro Gearloose
  21. Lupo Alberto
  22. Marta
  23. Calimero
  24. Obelix
  25. Princess Crown
  26. Asterix
  27. Aladdin's Genie
  28. Popeye
  29. Roger Rabbit
  30. Felix the Cat
  31. Octopus
  32. Road Runner
  33. Pacifier

Four Ball Juggling - From Simple Patterns to Advanced Theory

対称を4ボールに絞って書かれた解説書で、200ページを越える厚い本です。1個の投げ方からファウンテン、シャワー、ミルズメスなど多数のイラストを用いて分かりやすく説明されていて、好感が持てます。サイトスワップに基づいた独自の表記法を編み出し、パターンジェネレータやパターンの数学的意味に関する記事も載っていて、守備範囲が大変広いと思いました。
4ボールの基本であるファウンテンはカスケードとは違う動きをするため、この本では3ボールができることを前提としていません。従って対象読者は「ジャグリングを知らない人から上級者まで」という、ある意味無茶な設定がなされています。3ボールを飛ばしていきなりこの本でジャグリングを学んだらどうなるか、実例を見てみたい。

  1. The Four Ball Fountain
  2. Cascading the Balls
  3. Pairs Juggling
  4. Multiplex Patterns
  5. Asynchronous Patterns to Height Five
  6. Juggling in Columns
  7. The "Colour Columns" Routine
  8. Asynchronous Patterns to Height Six
  9. Asynchronous Patterns to Height Seven
  10. The "Playful Juggler" Routine
  11. The "Ambitious Ball" Routine
  12. Miscellaneous Body Moves
  13. Fakes
  14. Weaves
  15. Showers and Snaps
  16. 5{}3 or State 23 Patterns
  17. 55{}2 or State 27 Patterns
  18. 56{}23 or State 43 Patterns
  19. Patterns for States 29, 39 and 51
  20. Split Showers
  21. Floor Bounce Patterns
  22. Mills Mess with Four Balls
  23. Four Balls in One Hand
  24. Pattern Generators Nos. 1 and 2
  25. Turn a Pattern
  26. Pattern Generator No. 3
  27. The Art of Pattern Mixing
  28. Generating Synchronous Patterns
  29. Generating Multiplex Patterns and a Formula
  30. Pattern Generator No. 4
  31. Juggletoons
  32. A Matrix Description of Juggling Events
  33. Juggling Five, Six and Seven Balls
  34. Juggling Notation

The Juggler's Little Instruction Book

ラスピニ・ブラザーズのダニエル・ホルツマンの著書で、ジャグラー向けの300の助言集です。小さな本ですが、ひたすら英文が書いてあるだけなので最初から最後まで読み通すのは大変かもしれません。ただ、1つ1つの助言は短いので興味のあるところだけ読むことは可能です。
例えばルーティンの作り方の章では、「オリジナルであれ」ということが強調されています。「他人からパクったネタが受けると、それを手離すことが難しくなる」といった警鐘も。ではオリジナルのルーティンを作るにはどうすればいいかというと、「いいネタはたくさんのアイデアの中から生まれる」とし、「他の分野の芸能から学べ」とか「雑貨屋やおもちゃ屋を見て回れ」といった具体的なアドバイスをしてくれます。とてもためになる本だと思いました。

  1. Introduction
  2. Forward
  3. Torch Juggling
  4. Knife Juggling
  5. Unicycling
  6. Street Shows
  7. Cruise Ships
  8. Practicing and Perfecting Your Routines
  9. Before the Show
  10. During the Show
  11. After the Show
  12. Show Business
  13. Creating Routines

Juggling & Feats of Dexterity

葉書き程度の大きさで100ページもない小さな本です。初心者向けらしく、カラーイラストが豊富で色々な道具の使い方が少しずつ紹介されていました。ビーンバッグの前にスカーフによるジャグリングが長々と解説されているのが珍しい。

  1. Juggling with Scarves, Napkins or Kerchiefs
  2. The Cascade
  3. Sophisticated Moves and Casts in the Overall Cascade Pattern
  4. Bean-Bags
  5. Juggling with Balls
  6. Bouncing Balls on your Head
  7. Feats with Plates
  8. Rolling a Plate
  9. Spinning Plates on Poles
  10. Hat-Tricks
  11. Further Doffing and Donning Flippantry
  12. Sophisticated Hat Manoeuvres
  13. Balancing Feats
  14. Miscellaneous Feats of Skill

Juggling With Finesse - Lessons in Juggling and Life (New Revised Edition)

世界中でジャグリングのワークショップを開き、ジャグリングの普及に精力的に取り組んでいるキット・サマーズの著書です。大判の本で、彼と交友関係にあるジャグラーの写真が数多く収められています。
ボールやリングなどの投げ方が1つ1つ解説されてはいますが、図や写真を見るのが楽しくて、文章はあまり読む気になりません。大体、22クラブの投げ方を説明されてもねえ……。

  1. Introduction
  2. How to Begin to Juggle
  3. How and Where to Practice
  4. 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10 Balls
  5. 4,5,6,7,8,9,10,11,12,13 Rings
  6. 3,4,5,6,7, and 22 Clubs
  7. Balancing
  8. Juggling Various Items
  9. Juggling on Different Vehicles
  10. How to Perform Your Act
  11. Team Juggling

Manipulative Miscellanea

ジャグリングの周辺の芸能として皿回しやシルクハット、それにシェイカーカップあたりまでならまだ普通に見かけますが、ステッキやプレートマニピュレーションはなかなかお目にかかることがありません。
この本はそういったマイナーな道具を取り上げて基本技を解説した案内書です。新聞紙を広げたままおでこでバランスさせる方法なんてのも載っています。必見というほどではありませんが、見ておいて損はないでしょう。

  1. History & Background
  2. Applied Physics of Juggling & Manipulation
  3. The Classic Skills with Top Hats & Cane
  4. Plate Manipulation & Juggling
  5. Nesting Cups, Tumblers, & Shakers
  6. Tricks with Trays, Teacups, & Spoons
  7. Mixed-Object Juggling
  8. Spinning Skills
  9. Specialty Balancing & Combination Stunts
  10. Miscellaneous Miscellanea

The Meteor Book

中国雑技の「流星」について解説された、現在入手可能なおそらく唯一の書籍です。この本では練習用のテニスボール流星(?)をはじめ、水流星、火流星などの作り方も紹介されています。
文章による説明が多いため、実際の流星の演技を見たことのない人にはやや分かりにくいかもしれません。ポイやクラブスインギングと同じ動きをする技がいくつかあるので、それらを予めやっていた人にはとっつきやすいと思います。

  1. Static-Grip Double Circles
  2. Active-Grip Single Circles
  3. Theoretical and Uncategorizable Tricks
  4. Constructing Performance Meteors

Palloncini Nuove Sculture (2a Edizione)

ペンシルバルーンの入門書で、イタリア語、英語、ドイツ語、フランス語の4つが併記されています。やっていることは大体写真で分かりますから、文字を読む必要は全くと言っていいほどありません。
風船を1本だけ使う簡単なものから、何本も使って目も描く大型のキャラクターものまで、40種類ほどの造形が掲載されています。数が多いので全部は紹介しませんが、例えばギター、蝶、キスする熊、ペンギン、スカンクなどはかなりいいと思いました。

Patterns - A Manual of Club Passing (Second Edition)

「2人で1本」から「6人で18本」まで、クラブパッシングのバリエーションがたくさん載っています。クラブパッシングを芸として見せるためではなく、自分たちが楽しむことを目的として書かれているらしく、円陣になってみたり、複雑なパターンが載っていたりします。
日本の現状でのクラブパッシングのレベルから考えると、ここに解説されているパターンはどれも難しく、その楽しさを理解するところまではいかない気がします。1カウントや2回転セブンやドロップアップなどができることが前提になっているのは、やはりちょっとつらい。いつか、この本に出てくる全てのパターンを試せる日が来ることを願ってやみません。

  1. How to Pass Clubs
  2. Two Persons
  3. Three Persons
  4. Four Persons
  5. Five Persons
  6. Six Persons

Stunning Starts and Fancy Finishes for Club Jugglers

クラブルーティンのスタートで行なうと効果的な技、途中に入れると楽しい技、最後に持ってくると盛り上がる技などを解説した本です。本の性格からしてクラブの本数はほとんど関係ありませんが、一応どれも3クラブの技です。
簡単なものから難しい技まであり、豊富なイラストを使って説明してあるとてもよい本だと思いました。特にフラリッシュやピルエットの解説が詳しい。

  1. Stunning Starts
  2. Impressive Interludes
  3. Fancy Finishes

Three Ball Digest - All you'll ever need to know about juggling three balls.

ディック・フランコによる3ボールの解説書です。3ボールの技の数々と、ヘッドロールのやり方が書いてあります。巻末には3ボールやヘッドロールを演じているジャグラーの写真が多数収められています。
この本にはほとんど図がなく、英語の文章による説明しかないため、全くの初心者にはお勧めできません。ある程度できるようになった人が、自分のやり方があっているのかどうか確認したり、技のバリエーションを増やしたりするために購入してください。ルーティンの章など参考になる部分は多いです。

  1. Learning the Three Ball Cascade
  2. Intermediate and Advanced Tricks
  3. Routines
  4. Mastering the Head Roll
  5. Conclusion

Three Club Juggling - An Introduction

有名なジャグラーでもあるディック・フランコによる3クラブ入門です。1本の持ち方や投げ方、2本の握り方など基本から順にゆっくりと説明してあるのが嬉しい。技の解説も丁寧で、割と簡単なものしか取り上げられていません。入門書としてはかなり優秀だと思います。
本の後半3分の1ぐらいはなぜか写真コーナーに当てられていて、ディック・フランコと個人的に交流があったと思われるジャグラーたちのポートレートが数多く収められています。特に昔の芸人には知らない人が多いし、変わった道具を使っているのが気になります。

  1. Learning How to Juggle Three Clubs
  2. Basic Three Club Tricks
  3. Basic Fancy Starts
  4. Basic Fancy Finishes

アートサーカス - サーカスを超えた魔力

シルク・ドゥ・ソレイユをはじめとするヌーヴォー・シルクの紹介本で、技術書ではなく一般向けの読み物です。
著者は「ファシナシオンを見てはまった」というマニアで、なかなか深いところまで追求しています。内容は芸人やスタッフのインタビュー、練習風景の写真、シルクの歴史、モントリオールやケベック州への取材などです。カラーページにはオーやバレカイ、シェヴァルの写真まで載っていました。安いし、いい本だと思います。

  1. ケベックサーカスの舞台裏へ
  2. アートサーカスと名づけた理由
  3. シルク・ドゥ・ソレイユの秘密を見つけに
  4. ナショナルサーカス学校
  5. サーカスを育む施設
  6. 街に誕生するサーカスカンパニー
  7. サーカス芸術都市計画

内側の時間 - 旅とサーカスとJ.L.G

この本は通常の出版社から出すことができなかったため、「行動人・ぺらだん」という名のボランティアチームによって資金が集められ、その賛同者に対して本が送られるという珍しい形で出版されました。本書の出版とともに「行動人・ぺらだん」の活動は終了したため、現在でも本が入手できるかどうかは分かりません。
著者はフランスのヌーヴォー・シルクの現場に何年もいて彼らと生活を共にした人で、特に J.L.G のシルク・イシに関する描写が多くなっています。「サーカスとは何か?」という哲学的な問いが繰り返され、文献の引用やフランス語の洒落なども多く、非常に重くて読み難い本だと思いました。
本書は2部10章で構成されていますが、各章にタイトルはなく、また章ごとにまとまりがあるわけでもないため目次は載せないことにしました。

クラブジャグリング入門

クラブジャグリングに関して日本語で書かれた唯一の解説書です。コンピュータ・グラフィックによる図解が分かりやすく、それぞれの技についてコツを説明したコラムがあったりしてとても親切に説明されています。ソロ技だけでなく、パッシングやゲームの解説まであるという盛りだくさんな内容になっています。
タイトルには「入門」とありますが、3アップピルエットやアルバートのような3本の難しい技、4本、そして5本の投げ方まで載っています。薄い本だし、クラブのことを何も知らない人が見たら、ちょっと練習すればできると思ってしまいそうです。騙されないように注意しましょう。

  1. カスケード
  2. クラブ 基本技I
  3. クラブ 基本技II
  4. スタート、フィニッシュ、リカバリー
  5. クラブ 応用技
  6. クラブパッシング
  7. ナンバーズ
  8. ゲーム

ケベック発パフォーミングアーツの未来形

近年、カナダのケベック州から発信されるダンス、演劇、映画、音楽、サーカスなどが世界的な注目を集めており、その歴史と現状をまとめた本です。
項目別に、それに造詣の深い著者が取材して書いているためどれも読み応えがあります。ただ、ダンスにしろ演劇にしろ当然のことながらケベック限定であり、地名や人物・団体名がたくさん出てきますので、それらをある程度知っていないと読み進めるのは大変だと思いました。また、出版が2003年なので、それ以降の新しい話題は書かれていません。

  1. ケベックの魅力
  2. ケベック・アートガイド
    • ダンス
    • 演劇
    • マルチディシプリナリーアート
    • 映画
    • 音楽
    • サーカス
  3. ケベック・アートをささえる社会環境
  4. 資料

シガーボックスパーフェクトガイド

日本語で書かれた唯一のシガーボックスの本で、割と基本的な技に的を絞って解説してあります。ただし現在出回っているのは第2版で、4箱の技がたくさん解説されているなど内容もかなり変わっているようです。
シガーボックスでは3つの箱の配置のみならず、その向き、表裏の別、そして両手の現在位置までが重要になります。この本では箱の向きを将棋の駒のような記号で表しているのが日本的(?)です。

  1. 持ち方と姿勢
  2. バランス技

シルク・ドゥ・ソレイユ - サーカスを変えた創造力

東京でシルク・ドゥ・ソレイユの常設公演が始まったことを記念して(?)出版されました。「アートサーカス」と同じ著者で、内容は充実しています。この本を読めば、シルク・ドゥ・ソレイユの現状は把握できると言っても過言ではありません。歴史、各公演のデータ、企業戦略、参加している日本人アーティストの紹介、ゼッドに関わった人のインタビューなど、内容は多岐にわたります。
他のサーカスカンパニーやサーカス学校の紹介、それにシルク・ドゥ・ソレイユの本拠地であるカナダ・ケベック州の政策についても触れられています。
巻頭カラーをはじめとして写真も多く、読み応えのある1冊となっています。

  1. ZED(ゼッド)誕生
  2. 東京プロジェクト始動
  3. すべてはベストなショーのために
  4. グローバル企業としての検証
  5. サーカスの都を目指して

白い扉の向こう側 - ようこそシルク・ドゥ・ソレイユへ

主人公である「私」がシルク・ドゥ・ソレイユの公演に衝撃を受け、それに関わる人たちから色々な話を聞いて自分自身を見つめなおすという成長物語です。日本語訳は有賀裕子。事実に基づいてはいるものの完全なフィクションです。
本書ではシルク・ドゥ・ソレイユの紹介とともに、マンネリになりがちな日常生活を変えるためのヒントがいくつも示されています。しかしビジネス書や自己啓発書にはありがちな内容で、ドキュメンタリーと違い「読者を啓蒙する」という意図が見えてしまって、うさん臭さをぬぐいきれません。
本文とは関係なく、カラー写真が何枚か収められていました。

  1. 白い扉の向こう側
  2. 運命の招待
  3. オーディション
  4. 見習い体験
  5. ひのき舞台の裏側
  6. パリのともしび
  7. 自分の中の輝きを見つけ出す

大道芸大全

日本および海外の大道芸に関する簡単な説明と、実際の芸人のインタビューで構成されています。ほとんど見ない芸に関する説明があり、イラストや写真も多くて資料的価値は高いと思いました。
ただ、記述が間違っていたり、話が全然関係ない方向にそれてしまったり(しかもそれが結びになっていたり)することが多くて今ひとつ物足りなさは残りました。大道芸を全く知らない人がこの本を読んで「大道芸っていいなあ」と思えるかどうか、はなはだ疑問です。

  1. 日本の大道芸
  2. 海外の大道芸

デビルスティック大全

デビルスティックの入門から上級まで幅広く押さえた解説書です。図が多く、特に基本となる技の説明が丁寧で分かりやすいのがいいです。
もともとデビルスティックの本自体が少ない上に、日本語で書かれたものとなるとこれしかありません。この本が日本のジャグリング界に与えた影響、デビルスティックのレベル向上に果たした役割は計り知れません。

  1. 準備
  2. 基本技
  3. 応用技
  4. スタート & フィニッシュ
  5. 二人の技
  6. デュアル・スティック

バルーンおやじの風船芸

バルーンモデリングの入門からマニアックな造形の作り方まで載っている解説書です。前半は全くの初心者向けに風船の基礎を解説し、後半でドラえもんだのピカチュウだの目玉おやじだのといったオリジナル作品を多数紹介しています。
この本は自費出版です。興味のある方は著者に直接問い合わせてください。

  1. 風船・関連用品の入手方法
  2. 膨らます、そして結ぶ
  3. すぐにできる作品
  4. たらこひねりでできる作品
  5. 輪ひねりとしぼりひねり
  6. 組み合わせ
  7. 色々な技術を会得
  8. 活動の場
  9. 風船芸に関する情報、団体
  10. 用語解説
  11. 風船に関する情報、豆知識
  12. 作品の図解

バルーンマジック

ペンシルバルーンによる造形芸術を、ほとんど1人で開拓して普及させたマービン・ハーディーによるバルーンモデリングの入門書の翻訳本です。風船メーカーのパイオニア・バルーン社が出版しているため、紹介される造形には全て同社の260Qと呼ばれるペンシルバルーンが使用されています。
風船の膨らませ方が載っていなかったり、ちょっとしたコツを必要とするピンチツイストの解説が簡単にしかなされてなかったりといった難点もありますが、写真も多く、総じて丁寧な作りになっていて好感が持てます。入門書だけあって風船1本でできる簡単なものが多いですが、それでも全部をマスターするのは大変そうです。

  1. 動物の基本型、ねずみ、キリン、バセットハウンド、ダックスフント
  2. ねこ、白鳥、鹿、大鹿、ヘラジカ、羊
  3. うさぎ、プードル、チューリップ、デイジー、ひまわり、ラン
  4. チワワ、りす、馬、木馬、ライオン、子羊
  5. テディベア、テディベアと一輪車、ラブバード、ラブバードとブランコ、おうむとブランコ
  6. はと、わし、七面鳥、ロードランナー、ワニ、カエル、フィッシュ、キス・フィッシュ
  7. 剣、スキーストック、ピストル、ヘッドホン、スケートボード、バイク、自転車
  8. 複葉機、飛行機、727ジェット、ヘリコプター、人形、セントバーナード、象、ユニコーン、スタンド付きバイク

ボールジャグリング入門 - From 3 Balls to 5 Balls

ホームページなどでボールジャグリングの解説を見ることはよくありますが、本の形で出版されている日本語の文献はこれしかないと思います。基本的な技のやり方が図とともに解説してあります。
ボールの入門書で、2人で行なうパッシングやスティール、テイクアウェイが解説されているのは珍しいと思いました。

  1. 3つボールでお手玉
  2. 3つボールの基本技
  3. 2人でジャグリング
  4. 3つボールの応用技
  5. スタートとフィニッシュ
  6. 4つボール
  7. 5つボールへの道

ボールジャグリング百科

チャーリー・ダンシーの名著、Encyclopaedia of Ball Juggling の日本語訳です。訳者は井上恵介。子供向けでないジャグリングの専門書が一般の書店に並ぶのは、日本では初めてのことだと思います。原著ではなかなか全部読むというわけにはいきませんでしたが、これで隅々まで目を通すことができます。
原著の楽しげな雰囲気もそのまま残しつつ、日本の読者に分かりやすいように細部まで丁寧な説明があるのが嬉しい。この本に登場する数字が実はサイトスワップとは微妙に違うということが分かりにくいのと、技の名前などで日本ではあまり一般的でない呼称も使われているのが多少気になりました。
この本は辞典なので目次はありません。