手品その他のレポート

ジークフリード & ロイ

2人はイリュージョンと呼ばれる大掛かりな手品で成功を収め、「20世紀で最も偉大なマジシャン」という称号が与えられました。ショーにはホワイトタイガー、ホワイトライオンといった珍獣や象のような大型獣を登場させ、ダンサーが踊り、それらが派手な演出とあいまって見る者を圧倒します。
ラスベガスの高級ホテル・ミラージュで13年に渡るロングランを達成し、常に満席だったことからもその人気ぶりが窺えます。過去には日本でも「ツムライリュージョン」という名前で公演を行なっていて、大好評だったようです。
ところが2003年10月3日の公演中、1頭のホワイトタイガーが飼い主であるロイの首に噛み付き、彼は意識不明の重体となりました。この事故によって5750回続いた彼らのショーに突然の、そして永遠の幕が下ろされてしまいました。

2002年9月15日(日) 19:30~21:10
チケットが売り切れていたのでキャンセル待ちして見ることにしました。座席はテーブル席になっていて、私の席はC列15番テーブルの4番でした。105.50ドルでドリンクと公演パンフレット付きです。
2人とももう60歳近いため動きが鈍く、若いダンサーを大量に雇って客の目の前で踊らせます。一方で舞台上はかなり暗くて、あれなら何だってできそうでした。次に何をするのかも大体分かってしまいます。特に、象を出現させる前にその消失現象をやったのはかなりマイナスでした。これでは、何もないところから巨大な象が出現するというインパクトが半減してしまいます。
結局のところ、ジークフリード & ロイは20世紀のマジシャンでした。彼らが登場した当時はその手法が斬新で、他の人たちがそれを真似してきたのかもしれませんが、しかし今となっては目新しいものは何もありません。残念ながら彼らにはこれから先の未来を担う力はない、というのが正直な感想です。見るならもっと早い時期に見ておくべきだと思いました。

ランス・バートン

1982年に、手品の世界大会であるFISMを史上最年少の22歳で制したマジシャンです。普段はラスベガスにあるモンテカルロという名前のホテルで常設公演を行なっていますが、ときどき海外へも出かけていくようです。
彼は煙草のマニピュレーションや鳩の出現など、比較的小さな物を扱うことを得意としていましたが、実際の公演では2時間の間を持たせなければならない必要性からか、イリュージョンが多用されています。
実はランス・バートンの公演で最も重要な演目は手品ではありません。それは途中に出てくるマイケル・グードゥーのジャグリングです。彼の出演時間は10分ほどで、ジャグリング技術的にも大したことはありませんが、観客に強烈な印象を残すため、終演後には彼の話題でもちきりになります。

2002年東京公演

2002年5月5日(日・祝) 13:00~15:00
東京の中野サンプラザで行なわれてS席1万円でした。1階10列1番という端っこの席でもそんなに見づらくありませんでした。2000人収容のホールも満席にはなりません。
演目は順に

  1. 鳩、ロウソク、煙草などのプロダクション
  2. 筒から6人の美女の出現と消失
  3. 小鳥の出現~鳥かごの浮遊と消失
  4. 蓄音機に入った美女の消失と人体交換
  5. ジャグリング(マイケル・グードゥー)
  6. 客の人体切断
  7. コインアセンブリー~マイザーズドリーム
  8. 「シャーマン」
  9. ガレージに入れた車の消失
  10. 鳥かごの消失
  11. 自分の足の消失
  12. ハリー・ブラックストンのダンシングシルク
  13. 男女2人の胴体切断
  14. 舞台裏から見たイリュージョン
  15. 「仮面舞踏会」

でした。8.と9.の間に20分の休憩が入ります。
マイケル・グードゥーのジャグリング部分の詳しい演目は

  1. 「ロウソクのしらべ」
  2. 巨大ボール
  3. ナイフ
  4. リンゴ
  5. 一輪車とトーチ

です。
「ロウソクのしらべ」でがっちりと客の心を掴み、巨大ボールで目をくぎ付けにして、目隠しナイフ、高速リンゴ食いと畳み掛けていきます。これはすごい。
8年ぶりに見たため、やや老けた感じもあるマイケル・グードゥーでしたが、不敵な笑みを浮かべながら勢いで押しまくるキャラクターは健在で、見たことのある演目が多いはずなのに笑いに笑いました。ネタが面白いだけでなく、それが次の伏線になっているのがすごいです。

デビッド・カッパーフィールド

テレビで何度も紹介されたことがある有名なマジシャンです。得意な演目は大掛かりなイリュージョンで、自分自身が空を飛んだり、万里の長城を通り抜けたり、ニューヨークの自由の女神を消したりしたこともあります。
日本でも何度か公演を行なっていて、そのたびに内容が違うようです。

ポータル

2001年8月14日(火) 19:00~20:40
公演は、有楽町にある東京国際フォーラムの5000人収容のホールAで行なわれました。後ろの方の席だったにもかかわらずS席なので1万2000円もしました。
正式な演目名は分かりませんが

  1. オープニング
  2. 鉄板のすり抜け
  3. 指輪の瞬間移動
  4. 人体伸縮
  5. 月のカード
  6. 2人の美女の消失と出現
  7. 映像「炎のトルネード」
  8. 体のストレッチ
  9. 腕の切断
  10. 空箱からの出現
  11. アヒルの移動
  12. 地球の裏側への移動
  13. バイクの瞬間移動

といった感じでした。
アヒルの移動はエド・アロンゾなどがやっているのと同じネタ、体のストレッチはナポレオンズの「頭ぐるぐる」を体全体で行なうもの、月のカードは観客全員が参加して行なうセルフワーキングトリックです。
どの現象も不思議で、演出が凝りに凝っている上に現象そのものも演目間の繋ぎも極めてスムーズで、時間が経つのを忘れさせるほどでした。……にもかかわらず面白くありません。なぜか? 座席が後ろ過ぎたというのは間違いなく影響していると思います。そもそもこれだけ大きなホールで手品を演じること自体が無理な話です。観客500人ほどの場所が大きさとして限界だと思いました。

リック・トーマス

ラスベガスにあるトロピカーナ・ホテルで行なわれているマジックショーです。通常、こういったショーは夜に行なわれるものですが、彼の場合、昼間に行なうアフタヌーンショーでした。
公演時間が短いながらも内容は盛りだくさんで、コストパフォーマンスが非常に高いと評判です。

2002年9月11日(水) 16:00~17:00
トロピカーナのティファニー劇場にて。座席は中央やや右に位置するAB1のテーブル席502で、$25.15でした。
演目の切れ目はあまりはっきりしていなくて、いくつかの演目が続いている感じです。
公演自体はなかなかよかったです。イリュージョンがメインですが、人間の出現や消失だけでなくジークフリード & ロイのようにホワイトタイガーも登場しました。胴体切断のとき、足と首に結んだ紐をそれぞれ客に持っていてもらうという降霊術の手法を用いていたのが新しい。喋りが多くて理解できない部分もありますが、ステージに上げた客にはちゃんと土産を渡したりして好感が持てました。

アンビリカル・ブラザーズ

彼らは、日本ではNHKのBS2で放映されたモントリオール・コメディ・フェスティバルの特集番組でその存在が知られた2人組の芸人です。口で効果音を出すことでストーリーが進み、時には効果音でボケたりツッコんだりもします。圧倒的な技術と表現力に魅せられた熱狂的なファンが何人もいます。
2003年に、フジテレビが主催する「東京国際コメディフェスティバル」に招かれて来日公演が実現したのでした。

2003年5月4日(日) 15:50~17:30
「アンビリカル・ブラザーズSHOW」と題された公演を見ました。彼らはフェスティバル期間中に何度かステージに立っていますが、単独公演はこの1回だけです。
会場はフジテレビ社屋に特別に設けられた「ホールブルー」で、私の座席は1列目31番でした。
演目は、それぞれがはっきり分かれているわけではありませんが、

  1. 戦場
  2. 交通整理
  3. ロボット
  4. 「チームワーク」
  5. 水中
  6. タップダンス

といった感じでした。
犬、ついたてを使った「チームワーク」、タップダンスの3演目はNHKの放送で見て知っていましたが、それでも驚くし笑ってしまいます。ゆるぎない技術と見事に合った2人のタイミング、そして絶妙な「間」。これはすごい。最後には何人かが自然に立ってスタンディングオベーションをしていました。拍手も鳴り止みません。

クラブeXセレクション

2002年に品川プリンスホテルに増築されたエグゼクティブタワーの「クラブ・エックス」と呼ばれる劇場で行なわれる企画公演です。
ここは、テーブルのある席について何かを飲んだり食べたりしながらショーを見るという形式になっています。客席は500ほどで、指定席でも自由席でもなく、会場に到着した順に係員にテーブルまで案内されます。中央にある円形劇場を囲んで見るため、どの席からでも舞台が近く感じられます。
料金は公演の種類、公演時間、それにオプションとして何を付けるかで変わってきますが、一番安いマチネの公演(ケーキセット付き)で2500~3000円ぐらいです。

ディアブロ

1回目 : 2002年6月16日(日) 14:00~15:50
名前とは関係なくアクロバットの公演です。2500円で、私が座ったのは下手やや後ろの席でした。
演目は

  1. キャプチャー(半球)
  2. テテ・ア・カーレ(鉄の檻)
  3. テテ・ア・クラーク(ドア)
  4. クラウニング
  5. エイペックス(脚立)
  6. フェメ・ファターレ(人型の物体)
  7. エンプティー・スペース(空中)

です。これも名前と内容が乖離しているため、とても分かりにくくなっています。
アクロバットの技術は普通だと思いますが、日常的な道具を使うというアイデアがよかったです。特にドアと脚立。まだまだ発展させられそうな感じがしました。
ちなみに「ディアブロ」というのは道具の名前でも公演タイトルでもなく、この団体の名前でした。

2回目 : 2002年6月20日(木) 22:00~22:50
今回は招待だったので只で見ました。座席が前回と違って真横でステージ側という場所だったためか、また新鮮な発見がありました。たまたま最終公演だったので、客はクラッカーを鳴らすわカーテンコールで芸人たちを2度呼び出すわの盛り上がりを見せていました。

マジク・ドゥ・パリ

2002年8月10日(土) 14:30~15:30
ダニー・ラリーという手品師の公演です。2500円。座席は下手側の比較的ステージに近い席でした。
公演は予想通りイリュージョンがメインでした。演目は順に

  1. ピアノの浮遊
  2. ボトルからグラスへの瞬間移動
  3. 縄抜け
  4. 人体通過
  5. 噴水の上に浮遊
  6. 腕が体を通過
  7. 火葬
  8. 鏡の中へ吸い込まれる
  9. 大砲から水槽への打ち込み

といった感じでした。
デビッド・カッパーフィールドランス・バートンなどと比べてしまうとやはり見劣りします。各出演者のキャラクター設定なども微妙です。ステージが低く、前の人が邪魔でよく見えないという点もマイナスでした。ただ、逆に舞台が小さいため現象が目の前で見られるのはよかったと思います。特に球状の水槽の中をぐるぐる泳いでいたのは迫力がありました。

ショーガールズ・オブ・マジック

2003年1月26日(日) 14:00~14:50
普段はラスベガスのサンレモという日系ホテルで行なわれているナイトショーです。3000円。早めに行ったら最前列に座らせてもらえました。
見る前に一抹の不安があったのですが、それがズバリ的中しました。公演は「ショーガールズ」の方が主で「マジック」は従でした。内容はセクシー衣裳に身を包んだダンサーがほとんど切れ間なく踊り続けるというものです。6人もいるから演目間の繋ぎや着替えての再登場が極めてスムーズで、その点はよかったと思います。ノリの悪い観客を置き去りにして、最初から最後まで疾走していました……。
手品は、イリュージョンを中心に次から次へと見せていく物量作戦でした。質の方は、何と言うか2世代ぐらい前のものを見ている感じでした。

筋肉ミュージカル

2001年にテレビ番組から生まれた企画で、「筋肉で音を奏でる」をコンセプトにアクロバットやダンスなどを見せるボードビル形式のショーです。ミュージカルと題してますがいわゆるミュージカルとは全く別物で、歌や台詞はなく、BGMは生演奏ではありません。
テレビ的な一過性のブームでは終わらず、海外で公演をしたり横浜や渋谷に専用劇場を建てたりして1つのエンターテイメントとして確立された感があります。渋谷にある専用劇場のキャパシティは800ほどでした。横浜はもう少し広いようです。

ジャングル

2007年5月19日(土) 17:00~19:00
渋谷マッスルシアターで見ました。私の席は6列38番という上手の方です。当日券も出てたぐらいだから満席ではありませんが、ほぼ埋まってる感じでした。
演目は順に

  1. プロローグ
  2. ジャンプボックス
  3. ロングJロープ
  4. モンスターボックス
  5. バイク
  6. ドルフィン9
  7. かっぱ寿司
  8. リングリングリング
  9. 現代舞踊「おろかなヤギ」
  10. 体話舞踊ジャングルビート
  11. スパニッシュリボン
  12. ラインダンス & 側転50
  13. トライアングルロープ
  14. アースタップ
  15. アマゾネス
  16. クロコダイルダンス
  17. チャリンコターサン
  18. ガールズ・スラップ
  19. 柔タンゴ
  20. 下駄タップ
  21. タンブリング(ファーストトラック)
  22. クリオネ
  23. 獅子はリボンがお好き
  24. フットドラム
  25. ラート(ジャーマンホイール)
  26. 大漁ジャングル
  27. エピローグ
  28. 世界遺産

でした。14.~15.の間に20分間の休憩が入ります。
ダンスや体操はもちろんのこと、サーカスや雑技の要素も取り入れて盛りだくさんな内容でした。巨大な水槽を横から見えるようにしてシンクロナイズドスイミングもしていました。中でも一番よかったのは「フットドラム」で、太鼓の撥で空中を叩く真似をすると同時に足を踏み鳴らして音を出すという趣向でした。
アクセントとしてジャグリングもあり、3りんごイーティング、大縄の中での3クラブカスケード、そしてソロの4、5、7ボールがありました。
公演は最初から最後までひたすら明るく疾走する感じで、これはこれで楽しくてよいと思います。

ブルーマン

全身を青く塗ったスキンヘッドの男3人が無言で楽器の演奏などを行なう公演です。終始無言なので歌はなく、大道芸やコメディーの要素も含まれるなど分類の難しいパフォーマンスです。
1991年にニューヨークのオフブロードウェーから始まり、2007年には東京に専用劇場ができるなど、世界中で常設公演を行なっています。

2002年ラスベガス公演

2002年9月12日(木) 22:10~23:40
ピラミッドとスフィンクスが目印のルクソールというホテルで行なわれていました。私の席はM列6番という下手側の指定席です。
演目は順に

  1. オープニングドラム
  2. 絵の具玉
  3. 3枚の看板
  4. ポップコーン
  5. パイプ
  6. 客(バナナ)
  7. パイプ琴
  8. 太鼓
  9. レーザー
  10. 客(宙吊り)
  11. ホワイトラビット
  12. トイレットペーパー
  13. エンディングドラム

といった感じでした。文字を使うネタがいくつかあり、英語というよりはアメリカ文化を知らないと理解できないところもありました。光の使い方がうまいのと、無駄に大量のトイレットペーパーを使う演出が面白い。ずっと無口、無表情、無個性を貫き通すのはなかなか勇気のいることだと思います。

2008年東京公演

2008年6月8日(日) 16:30~18:10
会場は六本木に作られたインボイス劇場です。私の座席は6列10番で、ポンチョシートを除くS席の中では最前列の下手側でした。ざっと見たところ900ある座席はほぼ埋まっていました。
内容はラスベガス公演とほとんど同じですが

  1. ロックスター
  2. インターネットカフェ

が違っていたと思います。
今回は文字やナレーションが全て日本語だったため非常に分かりやすかったです。きっと日本人向けのアレンジもなされてるでしょうし。そして、実はかなり宗教的な内容だったということも判明しました。

ブラスト

マーチングバンドを起源とする音楽ショーで、2003年以降に何度か来日公演をしています。バンドの演奏がメインではあるものの、スタッフやバトンなど、マーチングバンドとの親和性の高いパフォーマンスもしっかり見ることができます。

ブラスト!

2005年8月12日(金) 19:00~20:50
渋谷の Bunkamura オーチャードホールにて公演が行なわれました。私の席は2階5列36番で、A席9000円です。
公演の中身は半分ぐらいがスタッフジャグリングでした。マーチングバンドにしては人数が少なく、ステージが狭く、メジャーとは言いがたい曲を多用しているためか、その他の要素を多くして客を飽きさせないように工夫した構成になっています。いわゆるマーチングバンドを期待して行くと「外れ」だと思いますが、私のようなジャグラーには逆に面白さ倍増でした。
ジャグリング的な演目に使われる道具は、主に旗やライフルなどのカラーガードです。ときどき大きなポールや形の変わった棒が登場したり、楽器そのものが投げられたり、バトンのカスケードがあったり、撥回しがあったり、寝転んだ状態で鉄琴を叩いたり、一輪車まで登場したりしていました。
大勢でたくさんのカラーガードを高速で投げているのに、全体でわずか1ドロップでした。これはかなりすごいことだと思います。

ブラスト2:MIX

2006年8月20日(日) 18:10~20:10
有楽町にある東京国際フォーラムのホールCまで見に行きました。S席1万1000円で、私の席は1階7列22番という前から4列目中央ど真ん中のとてもいい席でした。
公演は前半8曲、20分の休憩を挟んで後半7曲。休憩時間には出演者がロビーで即興的に演奏する出し物があって、それを知っている人は休憩になった瞬間に駆け出していました。今回の公演は半分がバトンで、バンジーやリボンなどの演目もありました。逆にマーチングバンド的な部分はほとんどなく、バラエティーショーに近くなっています。
11年連続世界チャンピオンになったという稲垣正司のソロバトンは、予想した通り素晴らしいものでした。バトンを手で掴まないまま腕から首の周りをぐるぐる回し、ハイトスしたバトンも手ではキャッチしません。ピルエットは普通に4回転しますし、最高3本まで投げていました。それだけやってノーミス。これはバトンをしない人も一度は見ておくべき演技だと思いました。

G-Rockets

日本初のアクロバットダンス・カンパニーと銘打った、女性だけによるパフォーマンス集団です。メンバーには体操や新体操をしていた人が多く、元日本代表選手もいるようです。
彼女らのアクロバットやエアリアルのレベルはあまり高くありません。どちらかというとダンスに力を入れており、テレビや映画への出演、他のショーや芸能人の舞台への参加を積極的に行なっています。

アクロバットダンサー

2010年12月5日(日) 12:00~14:40
新宿にある全労済ホール・スペースゼロで行なわれました。私の席は14列5番で下手側の後ろの方です。400ほどの客席は満員で、知り合いなどの関係者が多い感じでした。3日間4公演あったうちのこれが最終公演で、ゲストとしてが~まるちょばが出演していました。
演目は順に

  1. オープニング
  2. G-Rockets の歴史
  3. 欲望と愛憎~大奥炎上
  4. ビバップ
  5. バービーちゃんのいたずら
  6. MUSK & G Pole
  7. CUBE & 歌
  8. ショートコント
  9. アクロバティックタンゴ
  10. アクロバットダンス(育成クラス)
  11. ゲスト(が~まるちょば)
  12. ゆり子アラフォー心の叫び
  13. 3Ring
  14. Gボール ~The Parts of Clock~
  15. Vstavai
  16. Fine Art
  17. Color of Aerial

でした。9.~10.の間に15分間の休憩が入ります。
休憩の前までが第1部で、G-Rockets 設立10周年ということで、これまでの G-Rockets の歴史を紹介していました。過去の公演の演目をメドレーで見ることができたのは運がよかったと言えます。
休憩後の第2部では最初に育成クラスの6人による演目があり、ゲストのが~まるちょばを挟んで、G-Rockets メンバーによる新ネタ披露がありました。が~まるちょばはソロアクトだけでなく、G-Rockets のメンバーとのからみもある点がよかったです。
総勢21人のパフォーマーによるアクロバットに、ダンス、歌、コントまでありました。演目ごとに人数が違い、衣裳や小道具もバラエティーに富んでいます。エアリアルだけでもシルク、ロープ、フープ、キューブがあり、バランスボールや新体操のリボンの演技などもありました。

スラバのスノーショー

ロシア出身のスラバ・ポルニンが創作および演出したクラウンの公演です。彼はシルク・ドゥ・ソレイユの アレグリア の一場面を演出したことでも知られています。
制作は1993年で、何度か来日公演が試みられたものの、劇場の問題があってなかなか実現しなかったといういわくつきのショーです。

2014年8月16日(土) 13:00~14:30
昼の部を見ました。会場は北千住のマルイにあるシアター1010。私の席は1階10列11番で、S席8000円のところデラシネ通信の団体割引で6500円でした。2階席も含めて9割以上埋まっていたと思います。
全部で7人のクラウンが登場しました。クラウンの公演なので台詞はなく、全編を貫くストーリーもありません。短いスキットを繋いで全体としてまとまりのある舞台になっていました。この公演の特徴である、客席を覆う蜘蛛の巣や雪、嵐、それに直径4~5メートルはあろうかという巨大ボールの演出が楽しい。全体で1時間半の公演ですが、蜘蛛の巣が張られたところで休憩がありました。たくさんの巨大ボールは公演終了の挨拶の後で登場し、そこからは写真撮影もOKで、急いで回収されることもなく、そのまま流れ解散になりました。
アレグリアにも登場した、ハンガーにかけた服が透明人間のように動き出すスキットから、別れ、そして吹雪に至るシーンはやはり印象的です。ただし演出的に全く同じではなく、アレグリアほどの暗さは感じられませんでした。
このショーは派手な演出に目がいきがちですが、クラウンのちょっとした仕草で様々な感情を表現していたのがすごいです。いわゆる喜怒哀楽はもちろんのこと、恐怖、絶望、痛みといったものまで惹起させる技術力は素晴らしいと思いました。

ギア

数回のトライアウト公演を経て、2012年4月から京都のアートコンプレックス1928、通称ギア専用劇場でロングランを続けている公演です。
パントマイム、ブレイクダンス、手品、ジャグリングのプロが計4人と、案内役で人形のキャラクター「ドール」によるステージで、言葉を使わないこととプロジェクションマッピングをふんだんに利用することを特徴としています。各ジャンルの出演者は日替わりになっていて、いつ誰が登場するかはホームページでアナウンスされています。

2016年 ver 4.00

2016年5月5日(木・祝) 12:00~13:30
私の席はスペシャルエリアの3列8番で、前売4200円でした。100ほどしかない座席は全て埋まっています。
出演者は

  1. 谷啓吾
  2. KATSU
  3. 橋本昌也
  4. Ren
  5. 和田ちさと

で、順にパントマイム、ブレイクダンス、手品、ジャグリング、ドールの人です。
ジャグラー Ren はLED付きのディアボロを2個まで回した他に、クリスタルボールを使ったコンタクトジャグリングや、ビーンバッグを使った3ボールなども行なっていました。
手品の橋本はマイザーズドリーム、トランプ当て、ゾンビボールなどを演じていました。ステージと客席が近く、席数が少ないことを利用してクロースアップを多用していたのがよかったです。ドールの登場などではイリュージョンも使われていました。
常に複数人がステージ上にいて同時多発的に動き、舞台装置もあちこち動くのがすごいです。映像も効果的に使われていて、特に工場全体が揺れるシーンが見事でした。最後の紙ふぶきを客席に叩きつける演出はシルク・ドゥ・ソレイユの アレグリアスラバのスノーショー でも見られたもので、みんなやりたいんだなあと思いました。

THE 舶来寄席

吉本興業が2014年から制作している、吉本新喜劇 + 世界のパフォーマーという組み合わせの公演です。基本的には大阪のなんばグランド花月で年1~2回、それぞれ1ヶ月ほどの期間限定で行なわれます。海外からのパフォーマーは毎回5組ほど招いているようです。

2016年東京公演

2016年6月12日(日) 17:00~19:40
東京公演の、そして2016年公演の千秋楽です。会場は大久保にあるグローブ座。私の席は1階N列39番で、一般前売5000円のところデラシネ通信の団体割引で4000円でした。会場は3階席までいっぱいだったことに加え、子供からお年寄りまで客層に偏りがないのがすごいです。
第1部の1時間が吉本新喜劇で、10分間の休憩を挟んで第2部の1時間半が招聘したパフォーマーによる公演でした。新喜劇は普通に面白い。驚いたのが、歌あり楽器の演奏ありパントマイムありボイスパーカッションあり、さらにエグスプロージョンなどが随所でダンスを披露していたことです。お笑いと言うよりは総合エンターテイメントでした。第2部の途中から写真撮影OKになったのも珍しい。
第2部の出演は

  1. ディディ・ロダン
  2. ヤコブ・マティアス
  3. デビッド・バーレット
  4. デビッド・ラムゼイ
  5. メンインコート
  6. プリンセス・エイレーン

の6組9人。
最後のプリンセス・エイレーンは、2010年の静岡 に「プリンセス・エレイン」という名前で出ていたのを見ています。足で弓を引いて風船を割る芸をここでも披露していて、2回失敗した後でスタッフが風船を片付けようとしたのを制止して3回目に成功。静岡で見たときは1回目にあっさり成功して物足りなかったのが、失敗したことで逆に面白くなっていました。風船までの距離も5~6mと、静岡のときよりずっと遠かったです。
ディディ・ロダンは砂絵アートで、絵はスクリーンに映していました。彼女はスペイン人ですが、題材がかぐや姫だったことには驚きました。ちゃんと浮世絵風の人物や風景が描かれていました。砂絵は白黒とその中間色が基本なので、水墨画と相性がいいのかもしれません。また、絵も1つ描いては消していくのではなく、物語の展開に合わせて少しずつ変化していくのがよかったです。荒波の表現で、画面を砂で一気に埋めるなどの工夫もありました。
メンインコートは無言の2人によるパントマイムで、テイストとしてはが~まるちょばに近い。デビッド・バーレットは10本並べた棒の上に10枚の皿を回しながら載せていました。途中で皿を割ってしまいましたが、わざとと言うかそういうネタだと思われます。

エンラ

人の動きとモーショングラフィックスを融合したパフォーマンスが売りの日本のカンパニーです。通常の表記はアルファベット小文字の enra。メンバーにはダンス、バレエ、新体操、ジャグリングなどのパフォーマーがいて、ジャグリングからはディアボロの望月ゆうさくと野中葵が参加しています。新体操からは主にリボンの2人。他にポイや中国武術の動きもあります。

2017年「パラレルワールド」

2017年1月19日(木) 19:35~21:00
平日2日間だけの公演で、指定席5800円 + 1ドリンク500円でした。会場はライブハウスらしく、フラットな床にパイプ椅子を並べただけの座席です。400席ほどがほぼ埋まり、立見席にも何人かいました。
出演は加世田剛、石出一敬、汰椿(以上ダンス)、横山真希、森本天子(以上新体操)、望月ゆうさく、野中葵(以上ジャグリング)、和多谷沙耶(バレエ)の8人と、ゲストに→Pia-no-jaC←というピアノとカホンの2人組も登場しました。公演は

  1. enra のパフォーマンス7演目
  2. enra のパフォーマンス3演目
  3. →Pia-no-jaC←の演奏および enra とのコラボレーション2演目

という3部構成で、それぞれ30分程度。1. と 2. の間には10分間の休憩が入りました。
人と映像がシンクロするだけなら今どき珍しくもありませんが、人が映像の中に入ってしまったような浮遊感や疾走感があって素晴らしかったです。演目ごとにそれぞれテーマがあるらしく、映像が空だったり宇宙だったり薔薇だったりしました。ジャグリングはほとんどディアボロで、ポイが少しだけありました。いずれもLEDで光り、軌跡や映像とのシンクロを見せるパフォーマンスでした。
その映像にはCGだけでなく実写もありましたし、その場で手の動きを撮影しながらリアルタイムに映すなど様々な試みがあって飽きさせなかったのもよいです。
残念だったのは最後のコラボレーションに工夫がなく、同じ動きの繰り返しでつまらなかったことです。第3部と休憩をなくして1時間に凝縮した方が公演全体の満足度は高かったと思います。