2002年9月の日記

9月30日(月)

「怒りのパントマイム2002」(18:30~20:00)

山積に誘われて4人組のパントマイムユニット「毒マイム」の公演を見に行く。高田馬場の、100人も入れないような小さなアートボックスホールにて、当日自由席で2000円だった。
演目は順に「SF前編」「ドラクエ」「ディズニー」、休憩を挟んで「SF後編」の4つ。特定の人にしか分からないネタが多かったものの、ところどころに光る動きがあったと思う。体全体で演じる近景から、手の平や指だけで見せる遠景に一気に場面転換するところが面白かった。ただ、マイムにしては言葉が多すぎるし、演劇にしては展開に無理があるなどまだまだ発展途上な感じではあった。
観劇後、高田馬場の居酒屋「居心伝」で私と山積、ガリの3人飲み。意見は合わなくても、1つのテーマについて話をすることができるというのは重要だ。話すらできないと何も改善されないわけだから。

9月29日(日)

マラバリスタ(18:50~21:00)

どういうわけか渋谷駅で目黒および桔梗兄と待ち合わせすることになり、2人を連れて練習場所の菅刈小に行った。道順は覚えてくれたかな?
ディアボロで、ハイトス中に前転してから起き上がってキャッチするという技をやろうとして、右手の肘を怪我した。いきなり硬い床でやっちゃいけませんな。
目黒に、右側のムーンサルトからスティックリリースで2回転させる技を教えてもらった。これは少し練習すればできるようになるだろう。左側の、強引に2回転させるのはコツが掴めないのでまだできなさそう。
良樹に1989年のIJAチャンピオンシップを貸した。

9月28日(土)

一体前(16:30~19:10)

用事があって早めに行ったらマスゲーム練と1年会や2年会が重なって、いるわいるわ。長、高木、ロディ、南里、あねご、潮、ゆう、伊藤、久保、山内、良樹、曽我部、翔一、山本、白井、山積、北島、一馬、崇史、村松、塚原ぐらいか?
ディアボロの両足の周りのやり方を翔一に教えてもらった。左足の周りから右足の周りに移るとき、実は一瞬たりともディアボロから目を離すことはないというのが驚きだった。上げたディアボロを右手スティック付近でキャッチするタイミングで素早く体を移動させてしまい、左手スティックも右の脇の下から見えるようにする。確かにこれならできそうだ。
しばらく練習していたらハンドスティックが割れた。2本目。やっぱり無理な使い方をしてるってことだよなあ。

9月27日(金)

一体前(19:20~21:00)

今村、東、久保、良樹、富田、曽我部あたりがいた。
人数は少なくてもクラブパスが2組もいると狭いな。ディアボロは落とすと転がっていって誰かの足に当たるので、練習する場所や体の向きを考えないといけない。回転中のディアボロの向きの変え方がようやく分かってきた。

9月26日(木)

クッキングファットを見る会(19:00~23:30)

今村邸でクッキングファットやトビー・ウォーカーのビデオを見た。一緒だったのは私と今村、ロディ、川井田、玲、東、久保、良樹、村松に、遅れてガリも来たので全部で10人。帰宅は12時過ぎていた。眠い……。
トビー・ウォーカーはまあまあだったけど、クッキングファットはかなり面白かった。リングであれだけ色々考えられるのはちょっと驚き。
今村に『ジョジョの奇妙な冒険』59~63巻を返した。

9月24日(火)

一体前(19:30~21:00)

良樹だけかと思ったら東もやって来た。
ディアボロの各技をある程度続けてやることにした。今はまだどの技も成功率が低いから10回やるだけでもかなりの時間がかかる。少しずつでもうまくなればいい。
ハンドスティックを握る手が痛いと思ったら、右手の指にまめができていた。力をうまく加減できていないからか?

9月23日(月・祝)

一体前(19:30~21:00)

久保、笹野、竹内、村松、ガリが来ていた。
ディアボロを小さく投げ上げてウィップキャッチするのは、見てる人からは糸の離れ具合が分かり難いんじゃないか? と思い、その間にピルエットを入れることにした。成功率は結局ウィップの成功率で決まるっぽいので、何とかなりそう。
村松がシガーボックスの3個積みアラウンド・ザ・ワールドを成功させていた。いつの間にそんなのできるようになったんだ? でももっと驚いたのは8時間練習してたことか。

9月22日(日)

マラバリスタ(18:10~21:00)

私にとっては2週間ぶりの練習日だった。雨降りの日曜日だからあまり来ないかと思ったけど、最終的にはいつも通りの人数が集まった。
玲にディアボロの両足の周りを回す技と、背中の後ろを回す技を教えてもらった。右足の周りを回すのは、ディアボロが糸を外れる瞬間が目で見えないため、感覚だけで制御することになって難しい。慣れれば簡単なんだろうけど、ちょっと時間がかかりそうだ。
山内兄弟の一番下の弟、崇史が、ダンカンドーナツのあとキャッチしたボールをそのまま頭の上に載せるということをしていた。もう少しスムーズに、あるいは素早くできるといいかな。
来ていた人たちにラスベガス土産のチョコレートを配った。翔一からは京都土産の生八つ橋をもらった。

9月21日(土)

NHK「爆笑オンエアバトル」審査員(13:20~16:20)
一体前(17:30~21:00)

郵便物の束の中にオンエアバトルの当選通知があるのに気が付いた。今日じゃん。危ねえ、すっぽかすとこだった。
というわけで渋谷のNHKまで行ってきた。座席は2階席2列目の下手の端。放送予定は10月19日(土)の23:50~。
出場者と内容は順に星野卓也「マリちゃんとデート」、キングコングの運動会ネタの漫才、スピードワゴン「井戸田潤殺人事件」、ビームの飛び降り自殺をしようとする人と掃除のおじさんのコント、火災報知器は漫才で夏に恋をしたかったという話、福田哲平はラジオから幽霊の声が聞こえてくるという1人コント、タカアンドトシは中学生のころの話、ヤツるは背中に翼が付いたらどうするかという漫才、チャップメンはコントでいとこにボクシングを教える話、ビッキーズは小学生のころの先生の話で計10組。前説はU字工事だった。
結果はキングコング(509キロバトル)、ビッキーズ(485)、スピードワゴン(481)、タカアンドトシ(421)、星野卓也(413)、福田哲平(405)、チャップメン(313)、火災報知器(189)、ビーム(145)、ヤツる(93)の順ではじめの5組がオンエア獲得。2桁キロバトル(ボール1個だけ)というのは初めて見た。どうしょうもなくつまらなかったわけではないんだけど……。
ボールは一応3個転がして、全員合格。でも面白かったと言えるのはスピードワゴンだけかな。話を強引に展開する小沢と、それにしぶしぶ付き合う井戸田の演技がおかしい。「米を食べる井戸田」「食わねえよ」「米を食べる井戸田」「特別だぞ」とか。
一体前に移動すると久保がいて、しばらくして白井、山積、中西がやってきた。新館前ではマスゲームが練習しているというので行ってみると既に終わり。長、高木、ロディ、あねご、ゆう、南里、伊藤がいた。
白井が6231という技をやっていた。3 のときに右手でボールを頭の上に載せ、それを背中の後ろ側に落とす。左手は持っているボールを右手に素早く渡してから手を後ろに回し、落ちてきたボールをキャッチする。連続でできるとかなりいい技だ。
ディアボロを肩越しにウィップキャッチするショルダーウィップに初成功。でもなぜ成功したのかさっぱり分からず、再現性はない。

9月20日(金)

一体前(19:00~21:00)

今村、久保、竹内、一馬、宮島、曽我部、拓馬、ちょり、山本が来た。
ディアボロの片手の投げ入れがなかなかうまくいかない。ディアボロの投げの回転や高さが安定しないのと、素早くスティックを持ち替えることができないのが原因だ。これは練習するしかないか。
スピードループの途中でディアボロがどんどん傾いていくのも何とかならないだろうか? とりあえず右手の位置が高すぎるらしいので、それを低く押さえるようにしてみた。慣れるまでやりにくく感じる。

9月19日(木)

一体前(18:50~21:00)

ちょりさん、今村、東がいて、しんちゃんもやってきた。今日会った4人には、ラスベガスで買った一体前専用お土産を渡した。
1週間全くジャグってなかったので思った通り体が動かない。リハビリを兼ねて休み休み軽く練習するに留めておいた。
家で1週間分の日記を一気に書き上げた。電子メールは未読が224通あった。何でもためると大変だ。

9月16日(月)

スカイダイビング(9:40~9:50)
サーカスアクト(14:30~14:40、15:00~15:15、17:15~17:30)
噴水ショー(23:00~24:00)

ラスベガス6日目。
せっかくだからスカイダイビングに挑戦する。実は私は自由落下が苦手なので、予約を入れてから今日まで緊張しっぱなしで夜も眠れなかった。自分がステージに立つときより緊張していたと思う。
午後になると強風が吹いてダイビングできなくなることがあるらしいので、最も早い時間に飛ぶことにした。8時にホテルを出てタクシーでボウルダーシティー空港へ。苦手なくせに一番高い高度14000フィート(約4200メートル)からのダイビングを選択する。高度が高くなればなるほど値段も高くなり、14000フィートは$239だった。
小型のプロペラ機で一気に上まで上昇し、アメリカ人のインストラクターに励まされながら装備を身に付ける。機体横の扉を開き、体に風を受けながら彼の真似をして右足を一歩踏み出す。下はネバダの砂漠地帯だ。そして一緒に落下……。
意外なほど空気抵抗が強く、自由落下とは言え落ちている感じは全くしなかった。地面も迫っては来ないので最初から周りを見る余裕があった。視界に障害物がなく360度見渡せるということ以外は、飛行機に乗っているときとほとんど変わらない。強い風が当たったり気圧の関係で耳が痛くなったりするけど、それもそんなに気にならなかった。遠くミード湖やラスベガスの街並みを見ながらゆっくりと降りているような気がしていた。
落下開始から50秒ほどしてインストラクターがパラシュートを開く。その後は空中に止まっているような錯覚に陥った。さすがに高度は低くなっているので遠くの山や街はもう見えない。眼下に見えるボウルダーシティーの建物や人間が模型のようだった。彼がパラシュートを操作して、着陸地点にピンポイントでふわりと降りて終了。スカイダイビングは安全であるばかりでなく、落下中は恐くもない。ジェットコースターの方がよっぽど恐いと思った。
その後はもう予定がないのでサーカスサーカスのサーカスアクトを3回見て、ベラッジオの噴水ショーも終了まで6回ほどぼーっと見ていた。
サーカスにはコンスタンチンという人のキューブアクトとフライングマン、また違うクラウン、ロシアンバー、フラフープ、そしてアルトゥーロ・アレグリアが出ていた。2回目のアレグリアはミスがなく、本人ものっているようだった。3クラブで背中の後ろマルチスタートをして、1本を3回転で投げ上げ、逆立ちしてクラブを両足に挟んでキャッチした。
深夜にはホテルのカジノでブラックジャックなどに興じる。結局、予算の$300を使い切って終了。胴元には勝てませんな。

9月15日(日)

サーカスアクト(13:30~13:45)
ジークフリート & ロイ(19:30~21:10)
海賊船バトル(22:00~22:10)
ミステア(22:30~24:10)

ラスベガス5日目。
今日は日本では敬老の日で祝日だけど、アメリカでは普通の日曜日だ。従って明日も普通の月曜日になる。
日課のように、とりあえずホテルのサーカスを見る。今回はクラウンとハンドトゥハンドだった。クラウンは中華なべをひっくり返したような楽器を演奏していた。どうやって弾いているのかよく分からないけど、テルミンみたいな装置だったんだろうか。
ハンドトゥハンドのデュオ・ジョイズは男女ペアで、動きが速いのでレベル的にはそこそこなんだと思う。
ジークフリート & ロイはチケットが売り切れていたので、キャンセル待ちして見ることにした。ミラージュのジークフリート & ロイ劇場にて、座席はC列15番テーブルの4番。$105.50だった。
20世紀で最も偉大なマジシャンと呼ばれる2人だが、ステージ内容はちょっとどうかと思われるものだった。50人以上のダンサーが踊り、大掛かりな舞台装置を使ったイリュージョンが次々と行なわれていく。明らかにシルク・ドゥ・ソレイユを意識した衣裳や構成まではまあいいとして、客の目の前でダンサーを踊らせる一方で舞台上があれだけ暗ければ何だってできるだろう。ジークフリート & ロイの2人はもう歳なので動きが鈍い(だから若いダンサーを雇ってるんだろうけど)。そして、次に何をするのか分かってしまうのが痛い。
イリュージョンというものをほとんど見たことのない人なら、このステージもイリュージョン入門としてはいいかもしれない。ホワイトタイガーやホワイトライオンといった珍獣、それに巨大な象も出てくる。だけど、象は出現させる前に消失現象をやっちゃダメでしょ。無から出現したときのインパクトが半減してしまう。
結論としてジークフリート & ロイは20世紀のマジシャンだったということ。彼らに未来を想起させる力は、もうない。
トレジャーアイランドまで移動したところで少し時間があったので2度目の海賊船バトルを見る。激しく燃え上がる火の手にやっぱり驚いてしまう。
そして2度目のミステア。オーと違って満席にはならないので、当日でも何とか席は確保できる。ただしセクション104のB列13番という、ほぼ真横から見る位置だった。$88。
内容は当然のことながら2日前とほとんど同じだった。コリアンプランクで3段になるときに1ミス。全体的に前回よりは冷静に見られたと思う。エンディングが気に入らないという人がいるけど、それが何となく分かった気もする。

9月14日(土)

サーカスアクト(15:00~15:10)
マスカレード・ショー・イン・ザ・スカイ(15:40~15:50)
オー(19:30~21:10)

ラスベガス4日目。
1日1回はサーカスアクトを見ることにしてホテル内の劇場へ。この回の出演は、昨日と同じクラウンとエアリアルバレエを演じたイザベルという人の2人だった。クラウンは、客に帽子を投げてもらって頭でキャッチするのが楽しい。
カーニバルをテーマにしたホテル、リオへ行ってマスカレード・ショー・イン・ザ・スカイを見る。カジノの上空を電飾に包まれた気球や船がゆっくりとパレードする。その上でダンサーが曲に合わせて踊ったり、下界の者にネックレスを投げたりしていた。
夜にはベラッジオのオー劇場へ、シルク・ドゥ・ソレイユのオーを見に行く。セクション203のO列1番で、障害物があって見づらいリミテッドビューと呼ばれる座席のため、普通の席より安くて$93.50だった。
オープニング、ソロトラピス、バージ、クラウン1、バトゥー、火、ロシアンスイング、クラウン2、キャドレ、ハイダイブ、トラピスワシントン、コントーション、エアリアルフープ、そしてエンディングの14演目だった。
ここもミステアと同様にオーを演じるために設計された専用劇場である。水をテーマにしているだけあってメインステージはプールになっているけど、床が水面下でいつの間にか昇降していて、気付くと浅瀬だったり乾いた地面になっていたりもする。舞台には雨が降り注ぎ、噴水が吹き上がり、水中から光が漏れ、火が水面を駆け抜け、赤い布が空中を飛び交い、舞台の奥から巨大な船が出現する。人や物が飛び出してくるのに見入っていると、既に次の演目の準備が完了している。
自分の出番が終わった演者は水中にダイビングして消える。ロシアンスイングではキャッチの必要がないため、3台の装置から次々と人間を発射することが可能だった。エンディングでは、全員が舞台上に勢揃いしたところで全体がゆっくりと沈んでいく……。これには鳥肌が立った。
ミステアから5年の歳月を経て、制作費100億円を投入しただけのことはある。オーは一度は見ておくべき公演だと思った。シンクロナイズドスイミングがメインかと思ったら、それは演目間のつなぎやバックダンサーとしてしか使われていなかった。オリンピックのメダリストまで抱えているのに……。予算もハードもソフトも思いのままになるとしたら、どんなすごいことができるかといういい見本である。
終了後、「太陽がいっぱい」オフ会。出席者は私とシルクモード、じゅん、とーちゃん、のほほん、中村さんの6人。アラビアンナイトをテーマにしたホテル、アラジンのザンジバル・カフェにて。

9月13日(金)

サーカスアクト(13:00~13:10)
砂漠爆走ツアー(14:45~16:45)
ミステア(22:30~24:10)

ラスベガス3日目。
宿泊先をサーカスサーカスという、無料でサーカスが見られるホテルにしたため何度もサーカスアクトを見ることになる。このホテルは家族連れが多く、サーカスが始まる時間になると客席は子供達とその親で埋まる。無料といっても意外にレベルは高くて、BGMは生演奏だった。
初めて見たこの回はクラウンとジャグラーが出演していた。クラウンは1ハットマニピュレーションと1ディアボロ、ジャグラーは3クラブ、3~4ボール、2~5ピンポン球、3~4ハットで、演目が全てジャグリングだというのが嬉しい。クラウンは片手でディアボロを後ろへトスして、肩越しにウィップキャッチをしていた。
ジャグラーはアルトゥーロ・アレグリアという名前のメキシコ人。いかにもサーカスの人らしく、クラブの回転は速く、ボールは大きく(多分バレーボール)、帽子はメキシカンハットだった。クラブで多少のミスがあったものの、ボール4個で633をするなどマニアックな技も含まれていた。最大の注目はピンポン球2個のときで、2アップピルエットや、1アップから前転をして続けるなどの大技を決めていた。彼はひょっとして、ラミロが最も好きだと言っていたアレグリア兄弟の片方か?
その後ホテルにツアーの迎えが来て砂漠へ。これはハマーと呼ばれる軍用車両でレッドロックキャニオンをただ走るだけというもので、参加費は1人$140。ラスベガスを少し外れればどっちを向いても砂漠だから、わざわざ砂漠の中へ入っていく人はあまりいないらしい。それに砂漠の中といっても一応道が作られているので荒野を爆走する感じでもない。小高い岩の上からラスベガスの街を一望できたのがよかったかな。
夜はトレジャーアイランドでシルク・ドゥ・ソレイユのミステアを観劇。座席はセクション103のA列4番、最前列ほぼ中央の特等席だった。$88。
サルティンバンコなどと違い、開演前の客いじりはクラウンが1人でやっていた。演目は順にオープニング(赤ちゃん)、フライングマン、チャイニーズポール、ハンドトゥハンド、バンジー、コリアンプランク、クラウン、エアリアルハイバー、太鼓、エンディング(カタツムリ)だった。劇場がミステアのために造られただけあって、大掛かりな舞台装置がすごい。ステージが回転したり浮いたり沈んだりして、あるときは平坦な舞台、あるときは階段状、またあるときは奈落の底までの断崖が出現する。
赤紫のキャラクターが結構よくて、人形を抱えて腹話術をしたかと思えば、ハットマニピュレーションもできるし、ポールスピニングもなかなかのもの。バンジーのときなんて上は見ないでずっと彼の動きにくぎ付けだった。
ショーの終了が24時を回るというのは、全員が宿泊客だからできることだろう。しかもラスベガスの中心街はいつまでも明るく、夜中に出歩いても日本のように安全だ。食事中に座席に鞄を置いたままトイレに行っても大丈夫だった。

9月12日(木)

海賊船バトル(19:00~19:10)
フリモント・エクスペリエンス(19:30~19:35、20:00~20:05)
ブルーマン(22:10~23:40)

ラスベガス2日目。
カリブ海の海賊をテーマにしたホテル、トレジャーアイランドにて海賊船バトルの無料アトラクションを見る。バッカニア湾に繋留していた海賊船のところへイギリス軍がやってきて、いくらかのやりとりがあったあとに砲撃戦となる。水しぶきや火柱が上がり、乗組員は次々と海に飛び込んでいく。劣勢だった海賊側が、船長自らの最後の一撃で勝利を収めるというストーリー。イギリス軍の帆船は燃えながら傾いて沈没する!
10年前に始まって毎日5回行なわれているのに、今なお30分前に行かないといい場所が確保できないという人気ぶりだ。トレジャーアイランドはミラージュと同じ経営者が建てたホテルだけど、ミラージュのボルケーノに比べてダイナミックな動きがあり、役者が30人も登場する豪華さだから当然といえば当然である。
タクシーでダウンタウンに移動して、フリモント通りのアーケードに映し出される「フリモント・ストリート・エクスペリエンス」を見た。1回5分程度の映像が全長450メートルの電飾スクリーンに30分間隔で上映される。ストーリーは特になく、蝶が飛んだり歯車が回ったりラインダンスが行なわれたりして、全体として賑やかな様子が伝わってくる。ジェット機が星条旗を引っ張って飛び去ったあとに花火が打ちあがると、観客から拍手が沸き起こっていた。
この無料アトラクションは、テーマホテル群に客を取られたダウンタウン商店街の起死回生の策で、ショーが始まる前に周りのカジノのネオンが一斉に消えるという徹底ぶりだった。巨費を投じてでも優れたハードとソフトを用意すれば客は戻ってくるという信念があり、彼らがいかにこれにかけているかが分かる。
再びタクシーに乗ってホテル街へ戻り、ピラミッドとスフィンクスが目印のホテル、ルクソールでブルーマンのショーを見る。M列6番という下手側の指定席で$87.45だった。
オープニングドラム、絵の具玉、3枚の看板、ポップコーン、パイプ、客(ケーキ)、パイプ琴、太鼓、目、レーザー、客(宙吊り)、ホワイトラビット、トイレットペーパー、エンディングドラムの順に14演目あった。文字を使うネタがいくつかあり、英語というよりはアメリカ文化を知らないと理解できないところもあった。光の使い方がうまいのと、無駄に大量のトイレットペーパーを使うのがよかった。青い人が3人出てきて、ずっと無口、無表情、無個性を貫き通すのはなかなか勇気のいることだと思う。

9月11日(水)

リック・トーマス(16:00~17:00)
噴水ショー(18:30~18:35、23:30~24:00)
ボルケーノ(21:15~21:20)

ラスベガス1日目。
初日は時差ボケもあるから軽いショーを見ようということで、トロピカーナ(ホテル名)のティファニー劇場にてリック・トーマスという手品師を見る。座席は中央やや右に位置するAB1のテーブル席502で、$25.15だった。
これがなかなかよかった。人間の他に鳥やオウムや虎などが出現したり消えたりする。胴体切断のとき、足と首に結んだ紐をそれぞれ客に持っていてもらうという降霊術の手法を用いていたのが新しい。喋りが多くて理解できなかったネタもあったけど、ステージに上げた客にはちゃんと土産を渡したりして好感が持てた。
前庭に大きな池を持つホテル、ベラッジオに移動して無料の噴水ショーを見る。……これはすごい。一定の間隔を空けて水の噴出し口を1000個以上並べ、隣り合った噴水を時間差で噴き出させることによって円運動や直線運動を見せている。高さも3段階ぐらいあって、一番高いのは70メートルを越え、低い噴水は角度を自由に調整することができる。これらを曲に合わせて噴き出させ、夜には噴水とシンクロした照明も演出に加わる。
1時間に数回行なわれるショーは毎回曲もルーティンも違う。この日のトリの演目はアメリカ国歌で、大量の水をただひたすら高く打ち上げるだけなんだけど、それがすごい迫力だった。砂漠に水というだけで贅沢なのに、一体どれだけの金をかけてるんだか。
現在のテーマホテルの走りであるミラージュで、火山の噴火ショー「ボルケーノ」を見る。ホテルの前にある滝が夜になると15分ごとに噴火するというアトラクションで、照明を赤くするだけでなく、地響きを模した大音響とともに本物の火柱が上がる。そして火が水面をも伝っていく! ボルケーノは13年前にできたラスベガス最古の無料アトラクションなのに、その斬新さと完成度の高さに驚く。

9月10日(火)

一体前(19:00~19:20)

仕事を終え、新宿駅へ向かう途中で長に会った。彼はこれからバイトらしい。一体前に行くと村松だけがいた。
遊んでる場合でもないので少しだけ練習して帰ろうと思ったら、5ボールで自己記録が出た。しかし未だに安定した気がしない。MJFの感想にも「こんないっぱいいっぱいな5ボールは初めて見た」というのがあった。
明日から1週間ラスベガスへ遊びに行くため準備に追われる。パスポートとクレジットカード、それに航空券さえ持ってけばあとは何とかなるか? 空港は警備が厳重そうで、税関に引っかかると面倒だからジャグリング道具は一切持っていかないことにした。ドキドキのテロ1周年である。

9月9日(月)

第3回「芸の女神が微笑んだ!」(18:30~21:00)

前島夫妻に落語に誘われていたのをすっかり忘れていて、開演時刻ぎりぎりに駆け込む。半蔵門にある国立劇場にて前売5000円、私の座席は1階12列30番だった。舞台が1500席ある大劇場だというのも驚くが、ちゃんと埋まるのがすごい。
出演は春風亭小朝、笑福亭鶴瓶の2人で、噺は鶴瓶の「化け物使い」、小朝の「ジャズ息子」、鶴瓶「子は鎹」、小朝「源平盛衰記」の4本だった。落語ってよく分からないけど、最後の「源平盛衰記」は結構面白かったと思う。
本題に入る前に鶴瓶が8代目松鶴を襲名するとかしないとかいう話が続いて、なぜ周りの人たちが笑っているのか理解できず、ずっとこの調子だったらつらいなとか思っていた。前島には「今日の出演者がどういう人なのか、そもそも誰が出るのかすら知らないで来ているのはお前だけだ」と言われた。

9月8日(日)

マラバリスタ(18:20~21:00)

MJFも終わり、何となく練習していたら何となく終わってしまった。意外と大勢来ていたかな?

9月7日(土)

一体前(11:50~14:30)
MJF(17:10~19:30)

今年ははじめて駒場小空間でMJFが開催された。照明が自由に使えるとか、空調が入るというのは画期的なことだった。
MJF出場者は、ジュニア部門が北島、山内兄弟、村松、土屋の4組5人、シニア部門が黒田、今瀬 & 山積、笹野、翔一、神谷、久保、竹内、山本、加藤、chie、ロディ、高木、富田、永野の14組15人でこの順番だった。審査員は中嶋(審査員長)、ぐっちゃん、佑子、亮吉、長の5人で、映像・潮、進行・つっちー、照明・山内、うた、トム、音響・白井、道具・南里、ビデオ・稲垣、舞台・吉井、演出・高幣てな感じだった。
ジュニア部門は1位が北島、2位が村松。シニア部門は1位が翔一、2位がロディ、3位がchieだった。まあ順当かな。
自分のできはリハーサルのときと似たようなものだったと思う。3ボールでルーティンを組むのは10年早かった。
今回は照明をどう使うかを先に考え、それに技や動きを加えていった。構成というか照明の使い方は誉めてもらったけど、明るい点光源に照らされること自体に慣れていなかった。落としたボールが見えなくなるとか、立ちくらみがして自分の立っている位置や方向が分からなくなるというのは初めての経験だった。

9月6日(金)

MJFリハーサル(19:20~22:30)

個別に照明の打ち合わせと入退場の仕方の確認、そしてリハーサルがあった。出演者は1人あたり20分程度なのに対して、スタッフは朝から12時間以上働きっぱなしだ。ご苦労さまです。
今日は練習で1ドロップだったけど、リハーサルでは何度落としたか覚えていない。これが今の自分の実力だからしょうがないな。
尚子が、明日来られないので今日全員のリハーサルを見ていたらしい。朝からずっと。感想を聞くと、せっかく照明や音響までちゃんとしてるのに、ジャグリングだけじゃなく、そういうのもうまく使った「ショーとしてのパフォーマンス」をやってる人が少なくてもったいないと言われた。
他人のリハーサルを見たり、出演者やスタッフと話をしたりしているうちに、何かふっきれた気がする。今まで何ヶ月も頑張って練習してきたんだから、最後に技が決まるか決まらないかなんて大した問題じゃない。特にここ数週間はMJFに向かってひたすらジャグリングの練習をすることができて楽しかったように思う。尚子が言っているように、今年MJFに出演できること、それはとても幸せなことなんだろう。そう思うと少し心が軽くなった。
本番まで、あと1日。

9月5日(木)

YDC(19:10~21:00)

目黒に呼び出されてYDCへ行く。がんにも会ったけど、随分久しぶりだったから最初誰だか分からなかった。
目黒を見ていて思うのは、技はやはり綺麗に決めなければいけないということ。今の自分はできるかどうかというレベルなのでこの差は大きい。練習量の差は、多分もっと大きい。
何となく予想はしていたけど、夜眠れなくなってしまった。曲とルーティンが頭の中をぐるぐる回っている。自分の演技に自信が持てないときはいつもこうなので、まあ仕方ない。本番まであと2日。

9月4日(水)

一体前(19:10~21:00)

今瀬、山積、神谷、黒田、笹野、久保、東、今村、chie、曽我部、しんちゃん、永野、山本ぐらいか。まだいたか?
みんなが少しずつ場所を占有すると、結局みんな動けなくて練習にならないので、中央の広いスペースを通し練習場にさせてもらって順番に曲をかけながら通した。自分の番がなかなか回って来ないが、それでも狭い場所で小さくやってるよりはましだろう。
私の状態はよくならず、失敗する → 気落ちする → 動きが鈍くなる → また失敗するという悪循環に容易に陥る。はぁ。本番まであと3日。

9月3日(火)

一体前(19:10~21:00)

chie、今村、うた、竹内、曽我部、神谷、翔一、白井、しんちゃん、永野、ロディあたりがいた。
全然できるようにならん。何と言うかボールがまだ自分のものになっていない。かなりレベルを落としたんだけどなあ……。本番まであと4日。

9月2日(月)

一体前(19:00~20:40)

久保、白井、しんちゃん、永野、うた、ロディが来ていた。
数人に見守られながら通し練習を何回かした。ほとんど見てないときには3ドロップぐらいで通せても、ちゃんと見られると成功率がガタっと落ちる。成長してないな。
練習中、右手小指の痛みに耐えられなくなって途中でリタイア。本番まであと5日だぞ……。