2005年9月の日記

9月30日(金)

カー(19:30~21:10)
フリモント・エクスペリエンス(23:00~23:10)
噴水ショー(23:30~24:00)

ラスベガス5日目。
MGMグランドで2回目のカーを見る。今回は座席が前から2列目だったけど、前の方の席は上を見上げることが多くなるため、実はあまりいい席ではない。多分5~10列目ぐらいがベストなのだろう。ショーの内容は前回と全く同じ。いいものを見たと思う。
その後1人でダウンタウンへ移動してフリモント・エクスペリエンスを1回だけ見る。ラスベガス100周年を祝う映像やスポンサー(?)のCMも流れて全体の時間が以前より長くなった気がした。
ストリップに戻り、ベラッジオの噴水ショーを終了まで3回見る。1曲目は Rondine al Nido というオペラの曲、2曲目は「雨に唄えば」、3曲目は1日のトリなので毎度おなじみアメリカ国歌だった。最後の曲のとき、他より高い噴水があったように見えたけど、もしかしてこの曲のためだけの特別な噴水が用意されているのだろうか?
そんなこんなで今回のラスベガス旅行も終了。カジノの収支は、最初の「赤に1,200ドル」の勝ちと、スロットマシンなどでの勝ち分を併せて計240ドルのプラスだった。カジノで勝ったのは初めてだ。

9月29日(木)

実弾射撃(13:00~15:00)
エアプレイ(17:00~17:20)
スプラッシュ(19:00~20:20)
ボルケーノ(21:25~21:30)
カルナバルコート

ラスベガス4日目。
昼には実弾を撃たせてくれるというツアーに参加する。別にラスベガスでなくとも同様のツアーはあると思うけど、わざわざ行くこともないだろうからここでやってみた。
私が選んだのは「第二次世界大戦」というパッケージで、22口径、38口径、44口径、そして50口径という巨大な拳銃と、マシンガンなども撃てるもの。50口径の拳銃は、その重さと発射したときの反動がすさまじく、手が震えてまともに標的など狙えなかった。一方マシンガンには標的を狙うという概念はなく、大体の方向にひたすら弾を発射し続ける感じになる。標的を狙おうと思っても、思ったときには既に弾が尽きているのだ。
夕方にトロピカーナのカジノ上空で行なわれるエアプレイという無料ショーを1人で見る。演目はキューブアクト、パワーアダージオ、エアリアルストラップの3つで、司会が喋ったり歌ったりしていた。
ルレーヴの公演がなくなった影響でこの日の夜が空いたため、リビエラまで行ってスプラッシュという18禁のアダルトショーを、これも1人で見る。これが予想以上に面白く、リカルド・ブラザーズという3人のメキシコ人ジャグラーが出ていたり、スケートの全米チャンピオンが出ていたりする。スケートをしながらのフラフープではファイアーフラフープまでやっていた!
ミラージュのボルケーノは相変わらず派手に噴火していて安心した。
その後、ガリと2人でフレアバーテンディングの世界チャンピオンがいるという噂のバーへ行ってみる。そこはハラーズとインペリアルパレスの間にあるオープンスペースで、入口で年齢チェックもあり、すぐ隣では大音響でライブ演奏が行なわれているような場所だった。
バーテンのフレアの技術はやはり一流で、ショルダースローから肘のあたりで何度もバウンスさせたボトルを手の甲でバランスキャッチしたり、瓶とシェイカーを片手で押さえてアルコールを注いだり、ファイアーボトルでは4ファウンテンまで見せてくれたりした。アルコールの入ったボトルも、栓を抜いた直後の満杯状態から空になるまで、どんな状態でも気にせず投げていた。うーん、ただただすごい。

9月28日(水)

サーカスアクト(13:30~13:40、14:15~14:20、15:00~15:15)
オー(22:30~24:10)

ラスベガス3日目。
時間があったのでサーカスサーカスへ行って無料のサーカスを何回か見る。最初の回はフライングエンジェルスという空中ブランコのチームだった。ここで空中ブランコを見るのは初めてか。2回目はアクロバットの2人で、銀の大きな輪を使っていた。3回目はディアボロをするクラウンと、ローラボーラのゲディーという人の2組だった。レベルはあまり高くない。
夜にはベラッジオで通算4回目のオーを見る。今回はベラッジオに泊まったため宿泊者用の座席で見ることができた。このショーだけは8人とも見ると予め決まっていたこともあって、全員が浴衣着用で挑んだ。内容は今までと同じで、船を使った空中ブランコはノーミスだったけど、ファイアースタッフで膝を使って火を移すことには失敗していた。

9月27日(火)

セスナ操縦体験(9:00~9:50)
ルレーヴ(19:30~21:00)
カー(22:30~24:10)

ラスベガス2日目。
午前中に、素人にもセスナのプロペラ機を操縦させてくれるというツアーに参加する。シミュレータとかではなく、本物の飛行機を空中で操縦できるツアーである。
現地で日本人のおじさんパイロットの隣に乗せてもらったはいいけど、ほとんど説明しないまますぐ実践になったので慌てる。「ハンドルを引けば離陸するから」って……。車の操縦と違って左右だけでなく上下にも動くから難しい。外を見てる余裕はあまりなく、気が付けばずっと計器ばかり見ていた。
夕方にはウィンという新しくできたホテルで急遽ルレーヴを見ることに。本来ならこのショーは2日後の木曜日に見るはずだったのが、その日の公演予定がなくなってしまったので、ここに挿入されることになったのだ。
このショーはオーと同じ人が制作していて、オーと同じようにプールをステージとして使っているため、何かとオーと比較される。しかしオーとは全く別物だと言っていい。最大の違いは金がかかっていないこと。同じ装置や動きを何度も繰り返し使っていて、よく言えば装置や舞台の特性を最大限生かしていることになるが、悪く言えばワンパターンである。工夫は見られるが、新しさはない。
その後、MGMグランドに移動してシルク・ドゥ・ソレイユの新作「カー」を見る。これはサーカスよりも演劇に近く、分かりやすいストーリーに沿って物語が進行する。しかし勧善懲悪的なストーリーは全く重要ではない。このショーの最大の見所は舞台装置である。最初から最後まで固定された舞台はなく、船は沈み、砂は奈落に落ち、人力飛行機は飛び、斜めの壁の上で戦いが行なわれたりする。ここまで装置がすごければ、もうアクロバットなど必要ないのではないか?
さらに、カーは装置以外にも見るべきものがある。まず影絵。影絵のルーティンというものも初めて見たし、それがまた素晴らしいできなのだ。そしてバトンの世界チャンピオン・高橋典子のソロもよかった。他に殺陣の綺麗さも特筆すべきだと思う。色々な面ですごいショーだった。

9月26日(月)

ヴイ(19:30~20:40)

ラスベガス1日目。
ヴイにアンソニー・ガトーが出演していることを川井田が確認したため、その場で当日券を購入して見ることに。ガトーは前回2年前に見たときとほとんど同じルーティンの5、7ボール、5、7、9リング、3、4、5、7クラブで、そしてやっぱりノーミスだった。7クラブは片手17キャッチ、両手では34~35キャッチしていた。
公演終了後には、ガトーはサインや記念撮影にも応じてくれた。いくつかの難しい技で歓声が上がったから「客席にジャグラーがいることが分かった」とか。
その後ベラッジオのカジノに行って「赤に1,200ドル」作戦が実行された。これは少しずつお金を出し合って、ルーレットの赤に計1,200ドルを賭けて一発勝負しようという企画。赤い服装に身を固めた8人の集団が固唾を飲んで見守る中、ルーレットのボールが赤に転がって見事2,400ドルのリターンを勝ち取ることに成功したのだった。私は200ドル拠出していたため、400ドルの配当となった。

9月21日(水)

マラバリスタ(18:50~20:00)

割と早く来ることができたので目一杯練習できた。MJFも終わったことだし、帽子の練習を再開した。
さて今月の練習はこれで終わり、来週の月曜日から8人でラスベガスへ行ってくる。私自身は4年連続4回目の出場だ。

9月14日(水)

マラバリスタ(19:40~20:00)

こんな時間になってしまってほとんど何もできなかった。正味10分のためにわざわざ駒場まで足を運ぶか悩んだけど、今日行かないと今月はあと1回しか行けないので無理して行ってみた。
すると京都から末吉が来ていた。5年ぶりらしい。「加藤さんの練習時間が減ってるのがショックだった」とか言われた。
シンクロニシティは基本的に大阪方面でしか活動してないらしい。大阪にも大道芸人のライセンス制度なんてあったんだね。

9月11日(日)

駒場小空間(10:00~17:00)

MJFの舞台や客席の撤去作業のため朝から駒場小空間へ。去年までは本番が日曜日だったりしたこともあって、片付けに顔を出すのは初めてだ。全部で40人ぐらい集まったかな? MJFに出場した芸人・スタッフに加えて、なぜか山内や潮、蒲生も来ていた。
指示系統がしっかりしていると人員の無駄もなく、片付けが早く終わっていいですな。

9月10日(土)

MJF(10:00~20:00)

記念すべき第10回のMJFだった。ジュニア部門出場者は林、松本、吉川の3人、シニア部門が千、小川、橋本、杉、きのし、伏見、サイトスワップ実践(吉田、石崎)、平野、宇宙虫(土屋)、大島、一野、ネガポジ(奥原、芳賀)、たかふみ、木田、畠山、大森の16組18人、エキシビションがいつも午後から(大島、一野、加藤、一馬)の1組4人。審査員は中嶋、今村、長、永野、うたの5人で、スタッフは中村、永田、ピーター、庭屋、渡邉、小林、福山、栃谷、高橋、片山、影山、大坪、湯川、宮川、西川、稲垣な感じだった。
結果はジュニア部門1位がボールの林、シニア部門1位がクラブの橋本、2位がクラブとボールのたかふみ、3位がボディーバウンスの大島、審査員特別賞がディアボロのサイトスワップ実践だった。橋本は特に演出もなく、3クラブの技を淡々と見せるだけだったけど、ほとんどミスなしでオリジナル技も多く納得の優勝だった。優勝しそうにないのに優勝するところが格好いい。
今年は審査員特別賞も出て、受賞は芸名の通り2人を右手と左手に見立ててディアボロでサイトスワップを実践するというネタだった。客にはすごく受けてた一方、それほど難しいことはしていないので、特別賞というのは妥当な選択だろう。
私の出演はエキシビションで1分ほど。ピタゴラスイッチのアルゴリズム行進を3ボールで行なう「マラバリズム行進」というネタだった。自分は1ドロップだったけど、4人全体でも1ドロップだったらしい。見せたいものが見せれたというのはよかったと思う。
終わってから渋谷の「甘太郎」道玄坂店にて打ち上げ。そこで出た話が、橋本は昨年駒場祭のノバ兎、MPFのヒデキ、五月祭のトチヤさんちのメガネ君とある意味勝ち続けていて、これでグランドスラム達成だということ。うーん、何だか分からないけどすごい。

9月9日(金)

駒場小空間(18:20~20:00)

照明や曲の打ち合わせ、およびリハーサルのため小空間へ行った。今回は設営などには参加できず、小空間入りするのも前日の今日が初めてだった。準備も着々と進んでるようで素晴らしい。
あれ? よく見たら今日は練習日だ。時間あったのに気付かないでそのまま帰っちゃったよ。

9月7日(水)

マラバリスタ(19:20~20:00)
一体前(20:10~21:00)

目黒が来ていて、私の5ボールの軌道や投げ方を見てくれた。腕が全体的に高いのと、肘が固定されすぎているのが問題らしい。そこに気を付けて投げてみたけど、慣れてないからかえって難しい……。
一体前に行くと既に大島がいて、そのあと一野が1年生を5~6人引き連れてやってきた。さすがにMJF前だからみんな練習するらしい。

9月4日(日)

一体前(14:00~16:20)

今日もMJF練習だった。大島、一野、一馬、最終的に永田と中村も来た。自分たち以外に見てアドバイスをくれる人がいると嬉しい。
衣裳は、それぞれが自分のスーツを持ち寄ることになった。実際にそれを着てみても細かい違いは気にならず、問題ないことが判明した。
本日の「全員ノードロップ5回」もまあまあの確率で成功し、最後のフルルーティンの通しもうまくいった。本番に向けてちょっと自信になったかな。

9月3日(土)

一体前(14:00~16:30)

MJF練習のため一体前へ。大島、一野、一馬、1年生の吉川、そしてマッチが来た。
本日の目標は「4人でノードロップ5回」。みんなの息が合ってきたのか、落とすときは2~3人が落として成功するときは一斉に成功するという効率のよさで、難なく目標をクリアした。あとは成功率を上げるだけか。
練習後は今日も衣裳を探しに渋谷へ行った。なかなかいいのがないねえ……。

9月2日(金)

マラバリスタ(19:50~21:00)

珍しく佳子が来ていた。2年ぶりか? 今度友達の結婚式で何かやることになったらしく、一輪車など練習していた。そういえば最近は一輪車に乗る人も珍しい。
その佳子に「今も毎日一体前に行ってるんですか?」と聞かれた。いえ、さすがにもう行ってません。