カスケード (3-Ball Cascade)

3-Ball Cascade

概要

3ボールのカスケードは欧米では最もポピュラーな投げ方で、日本人が2個のボールでお手玉(シャワー)をするように、これのできる欧米人は多いです。1個のボールを反対の手の方に投げ、それが落ちてきたら持っているボールをまた反対の手の方に投げる、という動作を繰り返します。

予め修得しておきたい技

ボール2個の投げ方

サイトスワップパターン

3

練習方法

右手に2個、左手に1個のボールを持って、右、左、右の順に投げます。最初のうちは投げるだけで受け取らなくていいです。3個のボール(特に3個目)がうまく投げられるようになったら、受け取ってみましょう。3個投げ終わった段階で左手に2個、右手に1個のボールを持っていることになるはずです。今度はこの状態から左、右、左の順に投げる練習をしましょう。

右、左、右、および左、右、左、がともにできるようになったら、次は右、左、右、左、と4個連続して投げてみます。これもできるようになったら、左から4個連続、次は右から5個連続、そして左から5個連続という感じで連続回数を増やしていきます。5個連続ができるようになれば、ずっと続けることもできます。何回キャッチできるか試してみましょう。

3カスケードに限らずどんな技を練習するときもそうですが、まずは10キャッチを目指しましょう。それができたら20キャッチ、30キャッチと上げていきます。最終的に連続100キャッチを目標としましょう。練習を終えたら「今日は何回できた」ということを記録しておくと、自分のレベルが上がっていくのも分かるし、練習の励みにもなるのでお勧めです。

注意点

投げたボールの軌跡を目で追わないようにしましょう。ボールの軌跡の頂点付近の空中を何となく眺めるようにしていれば、ボールは自然と手の中に落ちてきます。逆にボールを追いかけてしまうとその後の動作が遅くなる上、軌跡も安定しません。

落ちてきたボールと投げ上げるボールとがぶつかることがあります。これを避けるには、ボールはなるべく外へ外へと投げるようにします。投げるときにボールを離す位置は体の正面です。正面で投げて外側で受け取る、ということに気を付けて練習してください。

また、投げているうちにどんどん前へ進んでしまうことがありますが、これは投げたボールの軌道が前方にぶれているためです。一度歩き出すと加速がついてしまうので、その場に留まるように我慢するか、座って練習するようにしてみてください。

参考までに

ボールを1個投げたあと次のボールを投げるタイミングは、投げたボールが放物線の頂点に達したときになります。初心者のうちはこれが遅れがちになりますので、ボールを投げたら、それが頂点に達する前に次のボールを投げる動作に入ってください。

3ボールカスケードは、まじめに練習すれば普通の人なら3日でできるようになります。どんなに遅い人でも1週間練習すれば必ずできます。諦めずに頑張ってください。