練習する際の注意事項

床にはマットを敷いて

体育館では可能な限りマットを敷いて練習してください。シガーボックスを床に落とすと大きな音がしますし、床へのダメージもあります。体育館を管理する人からすれば床を傷つけているように見えるため、シガーボックスの使用を禁じられる可能性もあります。
木製シガーボックスでも2~3回落下させたぐらいで壊れることはありませんが、何度も何度も落としていればそれだけ壊れやすくなります。家で練習するときは布団を敷いておくとよいでしょう。
屋外での練習は箱の汚れ方、壊れ方が激しいので、お勧めできません。それに、シガーボックスというのは意外にも風に弱かったりします。どうしても外で練習するときは、芝生の上など汚れや衝撃の少ない場所を選んでください。

体の使い方

シガーボックスは、全ての技において肘と膝の屈伸運動が基本となります。膝を深く曲げることと、肘を伸ばしすぎないということに注意して練習してください。特に初心者のうちはこれがなかなかできません。形が綺麗になればシガーボックスの上達は速いです。

リズミカルに

シガーボックスは、2つの箱で残りの1個の箱を挟んだときに音が鳴ります。この音が一定のリズムを刻むようにできると、見ていても練習していても楽しいです。
膝の屈伸は単純な上下運動なので、これと組み合わせるという意味でも、リズミカルな動きは重要です。

練習しすぎない

シガーボックスというのは極めてハードな道具です。一度にたくさん練習するのではなく、少しずつやるようにしてください。特に夏場は、まじめに練習するとすぐにオーバーヒートしますので、10分練習したら5分休むぐらいの気持ちで休み休みにしましょう。
夏に限らず、シガーボックスは練習しすぎると腰や背中を痛めます。悪くすると立ち上がれなくなることもありますので、くれぐれも注意してください。

怪我に注意

ジャグリングの練習に怪我は付きものですが、シガーボックスも例外ではありません。上述のように腰や背中を痛めるのみならず、大技を練習するようになると、擦り傷、切り傷、打ち身といった外傷が絶えません。
怪我に気を付けることは当然ですが、いざ怪我をしてしまっても「よくあること、よくあること」ぐらいに気楽に考えた方がいいのかもしれません。