オー

ラスベガスのホテル・ベラッジオで1998年に始まった、シルク・ドゥ・ソレイユ2つ目の常設公演です。水(フランス語で「オー」)をテーマにしたショーで、専用劇場のメインステージはプールですが、床面の昇降によって浅瀬や乾いた陸にもなります。初演からの数年間は全公演完売でキャンセル待ちの長い列ができたこともあって、ラスベガスで最もチケット入手が困難なショーだと言われています。

8回目

日時2023年7月12日(水) 21:30~23:05
場所ベラッジオ
料金US$237.86

今回はセクション203のU列4番で、7回目に近い1階後方正面の席でした。円安の影響もありますが、この席で3万円を軽く超えるというのはなかなか厳しいものがあります。
開演時刻になってからクラウンの客いじりが始まったので「進行が遅れてる?」と思ったのですが、3つめの演目であるバージがなくなっていて、終了時刻は予定通りでした。バトゥーの大技は失敗し、コントーションは3人のバージョンでした。上から見たのでコントーションの足場が3個であることに気づきましたが、4人のバージョンなら4個、5人のバージョンなら5個ということでしょうか。
ショー自体は純粋に楽しめたのでよかったと思います。

7回目

日時2017年4月2日(日) 19:00~20:35
場所ベラッジオ
料金US$186.90

今回はセクション203のU列16番で、1階ではあるものの後方下手側の席でした。
構成は、オープニングの次がソロトラピスで、コントーションは3人のバージョンでした。コントーションが3人というのは初めて見ました。人数が少ないからレベルが低いということはありませんが、5人のときと比べてしまうと少々寂しいのは確かです。
バトゥーの滞空時間の長いジャンプは健在でした。

6回目

日時2012年2月23日(木) 22:00~23:40
場所ベラッジオ
料金US$179.45

今回はセクション103のE列18番で、1階中央セクションの前から5列目という今までで最もいい席でした。最近はチケットが思うように売れないのか、高い金額を出せばいい席が確保できる状態になっています。とは言え満席で、格安チケットが出回ることもありません。
構成は5回目と同じデュオトラピス、コントーション4人でした。バトゥーでは滞空時間の長いジャンプが決まって鳥肌が立ちました。クラウン2の内容が若干変わっていたようです。飛んでいく布、単なる飾りのロープ、動きの揃った行進、沈んでいくラストシーン、どれも素晴らしいと思いました。

5回目

日時2008年9月24日(水) 22:30~24:10
場所ベラッジオ
料金US$150.00

予約時期が遅かったこともあり、座席はセクション104のB列19番という上手の端っこの方でした。前から2列目のウェットシートということで、公演中に2度ほど演者から水をかけられました。
構成は4回目と同様オープニングの次がデュオトラピスで、コントーションは4人のバージョンでした。ファイアースタッフの前に扇子を使ったダンスがあり、客の笑いを取っていましたが、これは初めて見た気がします。
バトゥーで滞空時間の長いジャンプが省略されていたのが残念ですが、やはりオーに勝るショーはないでしょう。5回見てもなお新鮮で感動できるショーはそうそうないと思います。

4回目

日時2005年9月28日(水) 22:30~24:10
場所ベラッジオ
料金US$150.00

今回はベラッジオに泊まったため、セクション102のD列17番という宿泊者用シートに座ることができました。4ヶ月ぐらい前に申し込んだおかげで、その中でも前の方のシートになったようです。
3回目と同じようにオープニングの次はデュオトラピスで、コントーションは4人のバージョンでした。バトゥーはノーミスでしたがファイアースタッフで1ミス。
今回は4列目で3回目同様ステージに近い場所だったため、一緒に行った初めてオーを見る人たちにはやや不評でした。やはりもう少し後ろで見たいところです。ただし自分で座席を選ぶことはほぼ不可能ですが……。

3回目

日時2004年5月26日(水) 19:30~21:10
場所ベラッジオ
料金US$150.00

座席はセクション104のC列14番でした。上手側の前から3列目のウェットシートと呼ばれる座席で、ステージがとても近いため色々なものが見えます。
オープニングの次はデュオトラピスでしたが、コントーションは4人のバージョンでした。バトゥー(空中ブランコ)の大技で1ミス。
席がステージに近いため、ファイアースタッフの人たちが実は高度な技をやってることが確認できたのが収穫でした。しかし初めてオーを見る人がこのシートに座ってしまうと、焦点が定まらず、何が起こっているのかよく分からないんじゃないかと思います。

2回目

日時2003年9月20日(土) 22:30~24:10
場所ベラッジオ
料金US$99.00

座席は2階バルコニー席最前列、セクション303のAA列11番で、ほぼ正面でした。最前列は手すりが邪魔になるので、実はあまりいい席ではありません。
今回はオープニングの次が

  1. デュオトラピス

になっていました。おそらくこっちがレギュラー演目でしょう。また、1回目は4人だったコントーションが5人になっていました。
オーはもちろんサーカスとしても面白いんですが、どちらかというと極端に金のかかった演出を見るためのものだという気がしました。だからオーを最初に見てしまって、シルク・ドゥ・ソレイユの他の公演はいまいちだとか言ってる人は不幸だと思います。

1回目

日時2002年9月14日(土) 19:30~21:10
場所ベラッジオ
料金US$93.50

セクション203のO列1番の、障害物があって見づらいリミテッドビューと呼ばれる座席で見ました。
演目は

  1. オープニング
  2. ソロトラピス
  3. バージ
  4. クラウン1
  5. バトゥー
  6. ロシアンスイング
  7. クラウン2
  8. キャドレ
  9. ハイダイブ
  10. トラピスワシントン
  11. コントーション
  12. エアリアルフープ

でした。
舞台には雨が降り注ぎ、噴水が吹き上がり、水中から光が漏れ、火が水面を駆け抜け、赤い布が空中を飛び交い、舞台の奥から巨大な船が出現します。人や物が飛び出してくるのに見入っていると、既に次の演目の準備が完了していたりします。
自分の出番が終わった演者は水中にダイビングして消えていきます。ロシアンスイングではキャッチの必要がないため、3台の装置から次々と人間を発射することが可能でした。エンディングでは全員が舞台上に勢揃いしたところで全体がゆっくりと沈んでいきますが、これには鳥肌が立ちました。
オーは制作費に100億円を投入しただけのことはある、一度は見ておくべきショーだと思いました。シンクロナイズドスイミングがメインかと思ったら、それは演目間のつなぎやバックダンサーとしてしか使われていません。オリンピックのメダリストまで抱えているのに、です。
予算もハードもソフトも思いのままになるとしたら、どんなにすごいことができるかといういい見本でしょう。