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杉並区高円寺にある劇場「座・高円寺」が、2009年から毎年企画している舞台作品を集めたフェスティバルです。毎回4作品程度を上演しているようです。子供向けの演劇作品という位置付けではあるものの、ときどきサーカス的な公演も行なわれるので侮れません。
会場は原則として200席ほどの「座・高円寺1」で、自由席となっています。

マラソン

日時2018年7月21日(土) 15:10~16:30
場所座・高円寺1
料金2,500円

この年のDプログラムです。会場は円形に板張りされた床を囲むようにベンチが設置された空間で、150人ぐらい入れそうなところに客は80人程度でした。家族連れが多い印象です。
出演はガラピア・シルクことセバスティアン・ヴォイダン1人で、小ネタを次々に繰り出すパフォーマンスでした。具体的には

といった具合です。
演目的にはかなり大道芸っぽいですが、大道芸として演じるには準備や片付けに時間がかかりすぎているのと、風やイレギュラーな地面に弱いものが多いのが少々つらそうです。あと、ナイフや斧など痛そうな演目が結構あるので、見るのに注意というか覚悟が必要です。子供が泣いたり親の後ろに隠れたりしていました。
開演前に自分の体重を測って公開していたので何だろうと思ったら、終演時にも測って「1.5キロ減った」ということを示していました。なるほど。

ピスト & ラブ

日時2016年7月16日(土) 13:00~13:45
場所座・高円寺1
料金2,500円

この年のDプログラムで、私の席は中央6列目です。客は150人程度で席には余裕がありました。
出演はシルク・イナシュヴェの2人で、演目ごとに明確には分かれていないものの

  1. 場所の取り合い
  2. 1クラブ
  3. 3クラブ
  4. 3ボール
  5. 3ボールと3クラブ
  6. 5ボールから5クラブ

といったものがありました。
暗めの照明でBGMはなく、口で効果音を出したり歌ったりするものの意味のある言葉は発しません。2人の動き、声、それにクラブやボールといったジャグリング道具が全てでした。
1クラブソロから2人でのクラブの取り合い、そして3クラブに至る一連の動きが素晴らしかったです。ずっと声を出しながら動き続けているのに、クラブは精密に計算された場所に移動します。相手に体を振り回されながらも同じ場所に投げ続けたのが衝撃でした。

お月さまのキッス

日時2016年7月10日(日) 13:05~13:55
場所座・高円寺1
料金2,500円

この年のBプログラムで、私の席はほぼ中央の5列目でした。客席には子供が多いですが、大人だけの来客も結構いてほぼ満席です。
出演は台湾にある国立台湾戯曲学院の生徒3人で、演目としては

  1. シガーボックス
  2. ハンドバランシング
  3. キューブアクト
  4. ティシュー
  5. 帽子
  6. フラフープ
  7. ハチリン

などがありました。
演劇っぽい始まり方をしたものの特にストーリーがあるわけではなく、脈絡なくアクロバットなどが行なわれました。キューブアクトとティシューが本格的でよかったと思います。2人による帽子のルーティンは、高度なことをしているもののあまり揃っていなかったのが残念でした。6ハットパスをしていたのがやや珍しい。