ジンガロ

騎馬オペラあるいは騎馬スペクタクルと題された馬が主体の公演です。ジンガロとはフランスで旗揚げした団体の名称です。
東京では江東区の木場公園に特設されたテントのような劇場にて行なわれました。料金は高く、一番安い席でも8,000円、一番高い席では20,000円以上します。

バトゥータ

日時2009年3月8日(日) 17:00~18:15
場所木場公演内ジンガロ特設シアター
料金A席8,000円

4年ぶりに来日したジンガロを見ました。私の座席は最後列のJ-15列の13番です。
ルンタ」とは打って変わって、バトゥータはサーカスっぽい演出でした。疾駆する馬の上で芸人が様々なポーズを取り、乗り方を変え、ジャンプし、帽子を投げて……、といった技を次々と繰り出していました。それぞれの演目は短く、2つの楽団による生演奏に合わせて楽しく演じていました。中央に水が流れ落ちる舞台装置や、浮かんでいる風船を引っ張っていくなど面白い演出もいくつかありました。
この公演自体はよかったと思いますが、ルンタと比べると見劣りするのは否めません。公演時間が40分ほど短く、出演する動物の種類も少ない。馬は常に走っていて、動きのメリハリが少ないといったこともありました。

ルンタ

日時2005年4月10日(日) 17:10~19:00
場所木場公演内ジンガロ特設シアター
料金A席8,000円

私の座席はD-13列の17番でした。
ルンタのテーマはチベット仏教だったため、全編を通じて暗い照明と静かな音楽という演出でした。さらに劇場の作りから宣伝方法まで一貫性があり、例えば子供の入場はお断りで、途中で席を立ったら戻れませんし、上演中の拍手禁止という徹底ぶりでした。
公演は、短い演目を次から次へと繰り出すというスタイルだったため、それぞれが静かでも飽きたり眠くなったりすることがありません。薄暗いステージに馬が1頭いて、何もせずじっとしているだけなのに目が離せないというのはすごいことだと思いました。
サーカスのジギトのような演目も結構ありました。馬が走り、その上に人間が乗ったり降りたり、鞍の上に立ったり、逆立ちしたり、ジャンプしたりといった演目です。映像でジギトを見ても大して面白くありませんが、それが目の前で繰り広げられるとさすがに迫力が違います。馬が不思議なステップを踏むのもよかったですし、群れが意思を持っているかのように動くのもすごいです。禁止されているはずの拍手が自然に沸き起こっていました。