マウンテン (Mountain)

Mountain

概要

2個のボールを高く投げ上げ、その間に残りの1個を反対側の手に渡すという技です。下の1個は左右の手で受け渡すだけなので、ボールに限らずもっと重いもの(椅子、一輪車、赤ん坊など)で行なうことが可能です。

予め修得しておきたい技

カスケード

サイトスワップパターン

52512

練習方法

カスケードを初めて練習したときのように右手に2個、左手に1個のボールを持ってください。投げるのは右、右、左(そして左、左、右)の順になります。

まずは右手に持ったボールのうち1個をカスケードの要領で投げます。このときの高さは普通の3カスケードの3倍から4倍にしてください。メートルで表すと1m強でしょうか? そしてこのボールが落ちてくる前に右手のもう1個のボールも同じ軌跡を描くように投げてしまいます。

最初のボールが落ちてきたら、左手のボールを素早く右手に渡してからキャッチします。続いてもう1個落ちてきますので、今度は左手のボールを最初に右手で投げたのと同じ高さに、右手の方に向けて投げます。そして落ちてきたボールをキャッチします。そのまま動きを止めないで、今受け取った左手のボールもまた同じ高さに投げ返します。

右手にボールが落ちてきたら、左手のときと同様に、持っているボールを素早く左手に渡してから受け取ります。今受け取ったボールはただちに高く投げ返してもう1個受け取り、それも投げ返す、ということを繰り返します。

実際に投げてみると、下の1個はあまり気にならないため「右手で2回投げ、左手で2回投げ、また右手で2回……」という感じになります。片方の手で連続して投げる2個のボールの高さや軌跡を同じにすることは、かなり難しいと思います。

注意点

下のボールは左右の手を行ったり来たりするだけですので、投げる場合は低く、ほぼ真横になるようにしてください。少しでも上に上がってしまうと別のボールと一緒に落ちてきます。これを避けるためには、ボールを投げるのではなく、直接手渡しするようにしてみてください。

参考までに

この技(というかサイトスワップで5の高さまで)は普通の住宅で練習することができます。「高く投げる」というのは、膝を立てて座った体勢で投げて天井に届くかどうかぐらいの高さのことだと思ってください。慣れてくればもう少し低くもできますが、初めのうちは余裕がないので、それぐらいの高さに投げ上げることをお勧めします。