中抜き1セット

Take Out 1 Set

別名

特になし

概要

中抜きの下と上を続けて行ないます。

予め修得しておきたい技

中抜き(下)
中抜き(上)

回転数表記

0L0R0:00L0R

練習方法

まずは1回だけの中抜きを安定させてください。その上で、右手で下から回す中抜き(右下と略します)、左手で下から回す中抜き(左下)、右手で上から回す中抜き(右上)、左手で上から回す中抜き(左上)の順に4種類の中抜きを1セットとして連続で行ないます。
1回だけの中抜きができるからと言ってすぐに連続でできるわけではありません。なぜなら、1回の中抜きが終わった時点で次の中抜きを始められるような体勢になっている必要があるからです。中抜きをすると体が横に流れたり、キャッチするときにしゃがみこんでしまっていたりしませんか? 慣れるまでは右下を行なって止まり、その体勢から左下を行なって止まり、といった具合に順番は守ったままでゆっくりと進めていきましょう。
この1セットを連続でこなすことにより、体の沈み込みを小さくしたり2個の投げを低くしたりできるようになります。しかし、逆に急ぎすぎると腕の回し方が小さくなるため、真ん中の箱を掴んだときに隣にある箱が空中で回転することになります。そうならないよう、1回1回の中抜きを正確に行なうよう気を付けてください。

参考までに

シガーボックスを本当にうまくなりたいと思ったら、これを連続させる「中抜き20セット」をやってみてください。しかも途中で落としたらペナルティ2回を付けます。例えば5セット連続で行なったあと右下、左下と成功させ、次の右上で失敗して落としたとすると、数えた5セットからペナルティの 2 を引いて現在は 3 セット完了したものとし、そしてまた右下から始めます。そうして 20 まで数えたら終了、といった感じになります。マイナスになるとさすがにきついので、2セット以下で落としても 0 よりは下がりません。
この中抜き20セット、はっきり言ってつらいです。体力の消耗も激しく、特に練習を始めたばかりのころは終わる気がしません。15セットを越えるとかなり緊張します。別に義務ではないのでこんな練習をする必要は全くありませんが、ここで基礎をしっかり築いておけば体がスムーズに動くようになって、色々な技の修得が楽にできるようになります。
私も初めのころは20セット続けると体力的に限界でしたが、徐々に慣れていって、最終的には「ウォーミングアップにちょうどいい」というところまでいきました。20セットぐらいノーミスで続けられるようになります。頑張りましょう。