クラブeXセレクション

2002年に品川プリンスホテルに増築されたエグゼクティブタワーの「クラブ・エックス」と呼ばれる劇場で行なわれる企画公演です。
ここは、テーブルのある席について何かを飲んだり食べたりしながらショーを見るという形式になっています。客席は500ほどで、指定席でも自由席でもなく、会場に到着した順に係員にテーブルまで案内されます。中央にある円形劇場を囲んで見るため、どの席からでも舞台が近く感じられます。

ショーガールズ・オブ・マジック

日時2003年1月26日(日) 14:00~14:50
場所品川プリンスホテル
料金3,000円

普段はラスベガスのサンレモという日系ホテルで行なわれているナイトショーです。早めに行ったら最前列に座らせてもらえました。
見る前に一抹の不安があったのですが、それがズバリ的中しました。公演は「ショーガールズ」の方が主で「マジック」は従でした。内容はセクシー衣裳に身を包んだダンサーがほとんど切れ間なく踊り続けるというものです。6人もいるから演目間の繋ぎや着替えての再登場が極めてスムーズで、その点はよかったと思います。ノリの悪い観客を置き去りにして、最初から最後まで疾走していました……。
手品は、イリュージョンを中心に次から次へと見せていく物量作戦でした。質の方は、何と言うか2世代ぐらい前のものを見ている感じでした。

マジク・ドゥ・パリ

日時2002年8月10日(土) 14:30~15:30
場所品川プリンスホテル
料金2,500円

ダニー・ラリーという手品師の公演で、予想通りイリュージョンがメインでした。座席は下手側の比較的ステージに近い席です。
演目は順に

  1. ピアノの浮遊
  2. ボトルからグラスへの瞬間移動
  3. 縄抜け
  4. 人体通過
  5. 噴水の上に浮遊
  6. 腕が体を通過
  7. 火葬
  8. 鏡の中へ吸い込まれる
  9. 大砲から水槽への打ち込み

といった感じでした。
デビッド・カッパーフィールドランス・バートンなどと比べてしまうとやはり見劣りします。各出演者のキャラクター設定なども微妙です。ステージが低く、前の人が邪魔でよく見えないという点もマイナスでした。ただ、逆に舞台が小さいため現象が目の前で見られるのはよかったと思います。特に球状の水槽の中をぐるぐる泳いでいたのは迫力がありました。

ディアブロ

日時2002年6月16日(日) 14:00~15:50
場所品川プリンスホテル
料金2,500円

「ディアブロ」というのは道具の名前ではなく団体の名前で、これはアクロバットの公演です。私が座ったのは下手やや後ろの席でした。
演目は

  1. キャプチャー(半球)
  2. テテ・ア・カーレ(鉄の檻)
  3. テテ・ア・クラーク(ドア)
  4. クラウニング
  5. エイペックス(脚立)
  6. フェメ・ファターレ(人型の物体)
  7. エンプティー・スペース(空中)

です。これも名前と内容が乖離しているため、とても分かりにくくなっています。
アクロバットの技術は普通だと思いますが、日常的な道具を使うというアイデアがよかったです。特にドアと脚立。まだまだ発展させられそうな感じがしました。