両外抜き大回転

Cross Hand to Crossed Hands

別名

両端大回転
両抜き大回転

概要

両外抜きをしたあと、腕を1周させて両手が交差した状態でキャッチします。

予め修得しておきたい技

両外抜き
外抜き大回転

回転数表記

0R00L

練習方法

要するに外抜き大回転を左右両方の手で同時に行なう技です。とても見栄えのする技ですが、極端に難しいのも事実です。
両外抜きは余裕でできることを前提として話を進めます。
外抜き大回転のときと同じように、右手は体の左側 → 箱の下 → 右側 → 頭の上 → 左側と移動させ、左手はこれと左右対称な動きをします。両外抜きでは箱の下で両手の交差がありましたが、両外抜き大回転ではさらに頭の上でも交差します。私はその瞬間、どちらも右手が上になるようにしていますが、自分のやりやすい方法で行なってください。
両手がクロスした状態で挟むのが難しいです。最初のうちは単純に間に合いません。間に合っても、両手に持った箱が中央の箱に対して斜めになります。技の最初から最後まで3つの箱は同一の平面上を移動しているはずですが、なぜかずれます。そして挟み込むときの力が強すぎて綺麗に収まりません。これらの現象はそれぞれ違う原因で起きますから、どういう状況になっているかを自分で考え、練習していく間に徐々に直すようにしてください。
両外抜きは簡単なのに大回転になると全くできないという人に1つだけアドバイスをすると、最初に3つの箱を上げるときに勢いをつけてください。両側の箱を抜いた瞬間にも真ん中の箱がまだ上へ上がり続けている状態でないとこの技はできません。両外抜きだけなら上がりきったところで抜いても間に合うし、その方が楽にできましたが、それでは遅いです。全体が上がりきる前だとスピードもあり、ちょっとしたミスですぐに真ん中の箱が回転してしまいます。両外抜きのときよりもさらに両手を外側に、大きく回すようにしてみてください。

注意点

この技に限ったことではありませんが、腕を大きく振る技では箱を体にぶつけて怪我をします。大技になればなるほどスピードもついているため、当たったときはとても痛いです。気を付けましょう。
また、自分にぶつけるだけならまだしも、人に危害を加える可能性も高くなります。特に練習を始めたばかりのころは箱を掴む力が弱く、持っていた箱を地面や空中に向けて思いっきり投げつけてしまうことがよくあります。周りの状況をよく確かめて、人を怪我させないようにくれぐれも気を付けてください。